2010-01-01から1年間の記事一覧

英文カタログ作成中

年明けのピッツバーグで開かれるアメリカ言語学会に持って行く英文チラシを作っている。英語だとBrochureですかね?本当は12月頭に作っておきたかったのだけれど、アメリカ言語学会に行くというのが、どうも現実感がなくて、切実な気持ちになれなかった。12…

気が付いていないことに気が付く

気が付いていないことも気が付く、というのは、そのことばの意味からして、不可能だろう。気が付いていないことなんだから、気が付かないわけだ。気が付いたら、気が付いていることになる、というのは合理的である。 でも、気が付いて欲しいとする。たとえば…

研究成果公開促進費 ペコペディア

研究成果公開促進費について、wikipediaで削除された項目を載せました。研究成果公開促進費

京都からの来客

京都からの来客があった。出版社を志望している、現在3年生の学生さんがひつじ書房を訪問してくれました。大学生の社会訪問というところ。ひつじ書房の仕事をしてくれているある組版をしてくれているの方の知り合いの女性でした。紹介をうけて、本人から連…

10年代の情報術 紙と電子は共存する

12月18日に西東京市谷戸公民館で話しをしました。助川先生が、合いの手を入れて下さり、スムーズに話しができたと思います。 10年代の情報術 紙と電子は共存する - ●書籍出版人のこだわり ●今、電子書籍と呼ばれているものの位置 ●ネットのお金の理想像 ●共…

かえっていろいろたいへんな時代

今の時代、執筆者の方々は当然のことワープロソフトで原稿を書かれる。自分のところ、自宅であったり、研究室であったりでプリントアウトされて、綺麗な文字でプリントアウトされることを当然のことと思っている。私が編集者になった時代は手書きの原稿の方…

書籍は「伝統工芸品」か

上野千鶴子さん、編集というしごとは残るが、出版社はなくなってもいい、というもののの、電子的媒体の不安定さ、コストフルなことを指摘する。(『本は、これから』岩波新書 より) 「書き手としてのわたしは、本という媒体がなくなっても痛くも痒くもない…

共感してもらうことを目指して

土曜日に西東京市の谷戸公民館でお話しをさせてもらうことになっています。ちょうどひつじ書房の20周年のシンポジウムの前日にあたっていて、あまり余裕がないのですが、1年の総決算としてお話ししてみようと引き受けました。話すということについて、どうし…

電子と物のコアビタシオン

電子書籍か紙の書籍か、という二者択一というのはありえるか、と思う。勝ち負け、勝者と敗者、対立して相容れないというのは、狭い意味でのジャーナリスティックな視点のように思う。白黒明確にすることで浮かび上がることもある、が。そもそも、どっちかな…

「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」の結果

「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」の結果ということで報道されているが、もともとの試験の発問が英語を日本語に訳したものであり、その日本語がひどい悪文であった、がゆえに正答率が低く出るのはとうぜんのものであった。 だから、発問の日本語が分…

書籍にページレイアウトは必要か?『電子書籍の真実』

書籍にページレイアウトは必要か?『電子書籍の真実』 村瀬拓男 歌田さんの「電子本ほん」がライターの立場からだったとすると、村瀬さんの本は、実際に日本語で書かれている書籍の内容を画面に表示すると言うことをしてきた人、書籍のページ面の表示にこだ…

電子書籍の時代は本当に来るのか、ライターの立場

『電子書籍の時代は本当に来るのか』 歌田 明弘電子書籍といういいかたでも、様々な考え方がある。歌田さんの新書は、「知識・情報を取り扱った電子コンテンツ」の話しである。電子書籍ブラウザーへの解説も冷静で、分かり易い。これは書籍の話しなのか、と…

そうだと思う。街場のメディア論

そうだと思う。街場のメディア論。 話しが飛躍するように思えるかもしれないが、再販制というのは、無責任な仕組みではなくて、最終的に受け取る人しか価値がわからない、あるいは受け取った人も、その時点では価値が分からないかもしれないいが手に取る、と…

学会出展のための備品の注文

アメリカ言語学会に出展する。日本の学会は、もう何度も出展しているが、アメリカははじめてである。アメリカ言語学会もはじめて。学会に出展の手続きを取ると、出展料をまずクレジットカードで取られた。出展については出展キットを送ると言うことでキット…

日本語の作文技術の新装版

『日本語の作文技術』の新装版が、2005年に出ていたんですね。私も、大学生の時に読んで役に立った覚えがあります。最近は大学でも、「日本語表現法」の授業があります。社会人になる前に読んでおいた方がいいかもしれません。(誰に向かって書いているので…

言語学会に出展

言語学会に出展します。今回は、脳がテーマの一つでしょうか。 公開シンポジウムのタイトルは「脳科学と言語学の対話」です。 ひつじ書房は、『脳からの言語研究入門』を刊行します。http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-89476-522-1.htm

ひつじ書房のアシスタントとは

ひつじ書房には「アシスタント」という肩書きがあります。 今回は、ひつじ書房のアシスタントとは何か? どういう役割の人物なのか、何をやっているのか?ということについて説明します。 説明することにしましたのは、アルバイトなんですか?という質問を何…

ある師の死 受け継ぐもの

公表をさけているようなので、あまりおおぴらに言うべきではないということなのかもしれないのだけれども、私が、出版人として物心をついた際に、出版の世界で生きはじめて時に、そのはじまりをそもそも与えてくれたある方がこの夏になくなったのである。氏…

見積単価算出根拠について

11月(2010年)のスタッフ日誌です。海老澤が書いてくれました。研究成果公開促進費を申請する時に、作る見積書に付属する「見積書 見積単価算出根拠について」の記入例です。http://www.hituzi.co.jp/staff/staff-nisshi.html 組版の困難さを等級付けすると…

著作権が強すぎるのではなく

【覚え】著作権が強すぎるのではなくて、現代の市場システムが問題なのでは。近代以前は、市場(いちば)で、押し売り押し買いがあって、それが禁じられたということがある。押し買いというには、市場価格で相場が1万円なのに100円だけはらって持って行って…

wikipedia 出版人

出版人 出版人

連体と連用

今、私が習っている端唄の「米山くずし」の一節。「長いお世話になりました」今だと「長くお世話になりました」なわけですが、この「長く」は、副詞なのでしょうか。そうなら「お世話に長くなりました」の方が普通なはず。しかし、これはおかしい。とすると…

発行部数積算書について

研究成果公開促進費について見積もりを作成する際に発行部数の根拠を示すようにということで、「発行部数積算書」というものをいっしょに提出することになりました。 どのような考えがあって、このような資料を付けることになったのかはよくわかりません。本…

パブリックコメントしました。雑感。

昨日のブログに続いて、もう少し詳しく書きます。 - 19日、締め切りでしたので、もう、昨日のことになってしまいましたが、「平成23年度概算要求(一般会計)における予算の組替えについて | 「元気な日本復活特別枠」要望に関するパブリックコメント」にコ…

パブコメしました。奨学金の増強へ

奨学金について、文科省に電話しました。奨学金の予算が減額されていて、復活の要求が出されていないようにネットにでている資料では読めるからです。電話で聞いたところでは次の通りです。 1 概算要求 ↓ 2 監査 ↓ 3 概算要求 復活の要望 ↓ パブリックコメン…

鬼の首ではないが。4社は甘く見てますね。

au が電子ブックリーダーbiblio Leaf SP02 を発表しました。ハードウェアとしては Kindle やソニー Reader などとおなじ E Ink 電子ペーパー の6型 800 x 600 ディスプレイを採用。ボタンのほか、付属する専用スタイラスによる操作に対応します。EV-DO Rev.A…

学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育

文科省に電話した。しかし、以下のこの資料の見方は、予算の素人にはよく分からないと思う。 http://seisakucontest.kantei.go.jp/kk/kk19.php 4 学習者の視点に立った総合的な学び支援及び「新しい公共」の担い手育成プログラムこれまで、高校、大学学部・…

3代存在した須原屋市兵衛

先日、一橋大学の若尾先生と小川先生が主催している「日本における書物・出版と社会」に参加しました。 いつも一人目の方の発表が終わった時に全員が自己紹介、近況報告を行います。その時、私は学術出版の祖といってもいいのではないだろうかと思っている須…

wikipedia 学術出版

wikipedia 学術出版 学術出版は、学術的研究を出版すること。理系では学術雑誌にての発表が中心であり、書籍の比重は大きくない。一方。人文科学、社会科学など「文系」的な学問では、書籍の重要度は高い。人文学及び社会科学が持っている「他者との対話」を…

「電子書籍の可能性について」のプレゼン文書

9月20日に大阪で発表しました「電子書籍の可能性について」のプレゼン文書をアップしました。http://www.hituzi.co.jp/kotoba/pdf/douteki_ronbun_20100920.pdf