2011-01-01から1年間の記事一覧

ことしもお世話になりました。

ことしもお世話になりました。 ことしは激しく揺れた1年でした。昨年の決算がよかったので、調子にのって、2月には私の50歳になった誕生会をやりました。3月は、ここ数年行っていないTCPの発表を聞きに慶應義塾大学の三田キャンパスに行きまして、発表を…

覚えとして、自炊代行提訴について

自炊ということばがそもそも、おかしいとおもうのだ。お湯を入れてチンすることを自炊というのだろうか。その日本語感覚に、消費者絶対王権の大きな傲慢性を感じてしまう。 以下のリンクは覚えのため。私はとても同感です。玉井さんは以下の文章からはじめる…

高校と図書館が学術的世界と社会をつなぐために  2

「高校と図書館が学術的世界と社会をつなぐために 」の2,ということで、続編。 高校までの教育で、多くの教育は市民を育てるためでもなく、大学で学ぶことのための基礎力を付けることを目的としている、さらにその教科の先の大学での学科の基礎だ。 たとえ…

高校と図書館が学術的世界と社会をつなぐために

市民が政策を決めるのが市民社会である。誰かに決められたり、押しつけられたりということがあれば、それは市民社会と呼ばないはずだ。 しかしながら、もし、それを本気で実現するということについてはほとんど何も具体的な仕組み作りは、行われておらず、消…

言語学会参加

ひさしぶりの書き込みです。 言語学会は、この秋の学会の中で売上げ的によかった。ありがとうございます。地の利がよかった、発表内容がよかった、時期がよかったなどなどの理由があるかもしれない。 英語学会と日本語学会を比較でいうと、言語学会の中心観…

日本語を軽んじるにもほどがある

そもそも、この文章を日本語の文章と呼べるのか?( )の中のカッコを二重括弧にするとか、法律の書き方にルールはないのだろうか?法務省に編集者を雇い入れるべきではないのだろうか。あるいは立法府に? - 第 5 条 労働者は、その養育する 1 歳に満たない…

ブログのあり方

ブログのあり方がとんと難しい。twitterやfacebookで、つぶやき的な発言をしているとそれでけっこう充分というか、腹ふくるるというか、満足してしまう。実際にtwitterでの発言をどのくらいの人が読んでくれているのか、私の発言などほとんど素通りであろう…

注文の多い料理店 原稿の渡し方

ワープロデータをネットでやりとりをすることが多くなって、原稿の渡し方がめちゃくちゃになってきた。 きちんとしているかしていないかで、仕事の効率が全然変わる。ぶっちゃけいうと、出版が採算を取りにくくなったからこそ基本をきちんとしてほしいのであ…

編集出版補助契約社員の募集予定

編集出版補助契約社員の募集をしようかと検討しています。以下のような概要で・・・まだ、検討中です。1年契約ということになると思います。大学院修士以上が望ましいと思います。これは、ひつじ書房が学術書の出版社で、編集を行う場合に、参考文献の掲示…

研究成果公開促進費 出版社

「研究成果公開促進費 出版社」でgoogle検索するとひつじ書房が上の方に出てくる。なので、そういう検索をして下されば、どういうふうに行っているかを見ることは比較的容易であると思われるのですが、多くの方々はほとんど検索されないのであろう。(これは…

全国国語教育学会は、学会書籍展示を受け入れたことがないらしい。

全国国語教育学会は、学会書籍展示を受け入れたことがないらしい。信じられないことであります。 私は、研究者の所属する学会と研究者の研究書を出版する学術出版社は協力的な関係にあると信じています。研究を口頭で発表することで、公開され、議論され、そ…

実売印税について

印税の発生の仕方で、印刷印税と実売印税という方法があります。原稿の依頼を申し上げた方から、説明を求められましたので、ご説明申し上げました。話しが少しだけ複雑ですの、簡単にご説明しました。以下の内容です。実売印税というのは、1000部印刷して、…

日本語の国語教育の目的

慶應義塾大学英語教育/言語教育シンポジウムに参加しました。このシンポジウムの主旨を強引に私なりにまとめますと、簡単に言うと英語教育でコミュニケーション重視ということが提唱されて、結果として文法についての授業が行われなくなり、さらにその結果…

一部を批判すると全てを批判していると受け取ること

読書:『頭脳の散歩――デジタル教科書はいらない』 すがやみつるさんのブログで『頭脳の散歩――デジタル教科書はいらない』について言及されている。 私は、『頭脳の散歩――デジタル教科書はいらない』を読んでないので本当はコメントするのには、丁寧さがかけ…

アマゾンの在庫の法則(最新版)2011.9.21

アマゾンの在庫の法則が1つ判明しました。たとえば、次の書籍の在庫状況ですが、現在は品切れということですが、「通常2〜4週間以内に発送」というように表示されています。 『ファンダメンタル英語学 改訂版』 中島 平三 (単行本 - 2011/8/19) 新品: ¥ 1,…

いっしょに跳んでみるために

著書を出すということは、協働作業だと言えるのではないだろうか。それまでにあまり世に出ていなかった研究を人々に問う、ということ。そこにはリスクがある。崖から飛び降りるような。商品を世に出すというのもそういうことであって、値段を付けて作って世…

研究成果公開促進費の申請書の書き方

本年の学術振興会の研究成果公開促進費の申請書類がアップされました。ひつじ書房では、申請書類の書き方の大事な点をお伝えして、それで実際に書いていただいて、文章や体裁について助言をしています。こういう書き方だと誤解されやすいであるとかわかりに…

学習英文法のシンポジウム

慶應大学(日吉)にて、9月10日に開かれた学習英文法を巡るシンポジウムは、大盛況でした。演題は次の通り。 - 慶應義塾大学英語教育/言語教育シンポジウム学習英文法―日本人の英語学習にふさわしい英文法の姿を探る― ・ 江利川春雄 (和歌山大学) 「学習英…

2012年のアメリカ言語学会はポートランドで開催。

2012年のアメリカ言語学会はポートランドで開催。 - 2012 Annual MeetingThe 86th Annual Meeting of the Linguistic Society of America will take place January 5-8, 2012 at the:Hilton Portland & Executive Tower 921 SW Sixth Avenue Portland, Orego…

Wrinting for Academic PurposeJACETの賞を受賞

高等教育研究開発推進センターのページが一時的なページでしたので、そのうち消えてしまうと思います。恐縮ですが、こちらに引用させていただきます。 ▼お知らせ 京都大学アカデミックライティング研究会が大学英語教育学会の「大学英語教育学会賞実践賞」を…

研究成果公開促進費の申請書のエクセルファイル

科研の書類、研究成果公開促進費の申請書が今年からエクセルファイルになった。しかし、MacOSXで開くと体裁が壊れる。vistaでも体裁が壊れる。xpと7はこれから実験する。細かいバージョンの違いもあるのだろうが。 - いつから、広告がはいるようになったんだ…

言語政策を地域市民が決める

思うこと。加藤哲夫さんは原発の問題について、エネルギー政策を市民が決めることができるようにすることを考えられていた。そのことと絡んで考えると言語政策を地域市民が決めることができるようにすることが大事なのではないかと思う。言語教育の地方分権…

加藤哲夫さんを偲ぶ会

仙台に加藤哲夫さんを偲ぶ会に参加してきました。8月28日日曜日。 加藤さんが、8月の頭に余命1月と医師に言われたとのことで、対談の本を2冊刊行したいとの連絡をいただきました。最初は、加藤さん自身が作られた出版社カタツムリ社を新しくして新カタツムリ…

学術振興会の相見積もりについて

学術振興会の相見積もりについて。 何かを購入する時に複数のところから見積もりを取ります。同じ製品なら、数点比べて一番安いところを選ぶということがあります。見積もり金額を比べて、安価な店に注文するということは、いたって普通のことだと思います。…

教育政策を市民の手へ

教育政策を市民の手へどういう教育の方針を決めるのか、その方向を決めるのは市民であるべきだ、といっても単なるスローガンにしかならない。教育の方針をボトムアップというか可視化された状態で参加しながら決めていくということがなければ、民主主義の国…

日本語をこれから作っていく

日本語をこれから作っていく、というスタンスを持っていたい。できあがった日本語があるのではなく、これからの日本を作るための日本語は、まだできていないという立場。言語として不完全という意味ではなくて、対話を可能にする日本語とはいいにくいのでは…

稚魚の会、スターシステム以外の可能性

正式には「稚魚の会・歌舞伎会合同公演 (青年歌舞伎公演)」という会。A班とB班とあるのですが、私はA班を見ました。国立小劇場で歌舞伎の会。研修生の発表会という主旨なので、私としてはこれまで見ていなかった演目を見ようと思って足を運びました。つま…

在庫がなくなることがなくなるということ

【改訂版】 電子書籍というか、もし、書籍が電子的にアーカイブ化されて、在庫が10​0パーセント問題なくなった時に何が起こるだろうか? 貨幣的な価​値あるいは交換価値がなくなるのではないだろうか。いつでも手に​入るものは、買って自分のところに置いて…

『現代日本語書き言葉均衡コーパス』完成に思う

国立国語研究所の『現代日本語書き言葉均衡コーパス』完成記念講演会に参加した。 書き言葉コーパスが完成したということは、ひとまず、現代的日本人のエクリチュール(書記活動)の世界が切り取られたということだと思います。恣意的ではなく、代表性を担保…

編集補助アルバイトの募集

編集補助のアルバイトの募集をしたいと思います。私のこういう人であってほしいと願っていることをまずいいますと原稿を見て、その原稿の方向性をおおむね理解して、その書籍にあったレイアウト、フォント、見出しの構造を理解することができて、割付ができ…