「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」の結果
「生徒の国際学習到達度調査(PISA)」の結果ということで報道されているが、もともとの試験の発問が英語を日本語に訳したものであり、その日本語がひどい悪文であった、がゆえに正答率が低く出るのはとうぜんのものであった。
だから、発問の日本語が分かりやすいものになれば、正答は増えるわけで学力の実際とは別に成績があがってしまうものなのだ。
したがって、成績が上がったことを喜びだけではなく、そういうふうに結果が操作されていて、マスコミの結果だけを見た報道によって、理科系教育を充実しようとか、そういうキャンペーンが生まれてしまうことになる。
私は、一喜一憂するのではなくて、じっくりと考えるべきではないだろうかと思う。何で英語を学ぶのか、何で国語を学ぶのか、何で社会科を、学ぶのか???
そういう検討が無くて、PISAの結果にいちいちうろたえたり、怒ったり、がっかりしたり、頑張ろうと思ったりはしない方がいいのではないだろうか?