2006-01-01から1年間の記事一覧

ジュディス・バトラーからヘーゲルへ

ジュディス・バトラーは、ヘーゲル研究からスタートしたということなので、ヘーゲルを読もうと決意した。1月から3月まではヘーゲル月間としよう。もちろん、翻訳で。まずは、長谷川宏さんの入門書から。長谷川さんの入門書を読むとヘーゲルは主体に対して…

言語学としてのジュディス・バトラー

ジュディス・バトラーの『ジェンダートラブル』を読んでいる。思ったこと、普遍と個別の問題、普遍と個別のせめぎ合いということで考えるとヘーゲルよりも、言語学の意味論のようなものを土台にした方が話がわかりやすくなるのではないだろうか。政治的な言…

床のカーペット

事務所は冬は寒い。足下が特に寒いのである。もともと、衣料品の倉庫であったようで、床が打ちっ放しなのです。なので、断熱されず、部屋が暖まっても床は冷えたまま。ストーブを付けても局部的に暖かくはなっても、暖まった空気が上に逃げるので、足下は寒…

ジュディス・バトラーの組版

ひつじで、この春、本が出るクレア・マリィさんの原稿も載っているので現代思想の10月臨時増刊号を買った。内容はまだ、これから。そもそも、バトラーの名前もマリィさんの原稿を校正している時に知ったくらいで、まだまだ、入門以前である。それは置いてお…

楽しいことも書こう

日記をつけるとどうも日頃のうっぷんを書くと言うことが多くなってしまう。会社を経営しているといろいろなことがあって、楽しいことばかりではないというのも事実であるが、それでも基本的にはとても楽しく仕事をしている。ありがたいことである。そんなこ…

風響社さんによる紹介

文化人類学、アジア民俗学の研究書を刊行している風響社さんのHPに私への言及がありました。ありがとうございます。学術書出版コンソーシアムでも作ろうかなと思いました。 以下引用----- 2006/01/ 風響社から本を出すにはコーナーを新設学術出版界に新風を…

加湿機、登場!

ついに加湿機、登場!なんだか事務所が、風邪気味ぽく、咳がでやすいようになってきましたので。それにしても加湿と打とうとして、過失やら加筆とか出てきてしまいます。あれあれ。BONECOの加湿器はなかなかいいです。

文学研究の理論的研究を出版したい

ひつじ書房は言語学の研究書を刊行してきた。これはわたしたちの本道である。もともと、わたし自身、国文学の学術書を出す出版社にいたということもあり、日本文学の研究書も出したいと思ってきた。もちろん、何冊かは出している。優れた研究書を出してきた…

学術政策への提言ができるか?

これはメモです。学術政策への提言ができるか?ということが重要になりそうに思う。文化・活字振興法が制定されたが、学術書を支援すると明示されていながら、学術出版政策については改善されたという気配はない。これは、単なる「よいことば」として書かれ…

学生気分が抜けるとき

自分にとって、学生気分が抜けた時というのはいつだったのだろう。どういうプロセスを経て、学生気分が抜けて、社会人になったのだろう。人間はもともと社会人であるから、社会人になるというのはおかしいという人がいるかも知れない。それは一理あるが、社…

EPIC2014

EPIC2014。グーグルゾンのストーリィは有名と思っていたが、そうではないらしい。イングリッシュカウンシルで英語を学んでいるが、Cutting Edgeのモジュール9が予言であったので、未来のコンピュータ社会の話題がでて、グーグルゾンについて話したが、みなさ…

Berg語録

新宿にあるビアバーBergのBerg通信が面白い。「46時中物事を良好な状態に保つために費やされるエネルギーは、真の活力である」とのこと!http://www.berg.jp/tsu-shin/bergt148.htm

文京区の図書館の蔵書

文京区の図書館の蔵書は、ちょっと昔の名著を捨ててしまっているようだ。ちょっとしたものを探すとたいていない。もよりの小石川図書館だけでなくて、区全体でもないことが多い。捨ててしまっているということだろう。普通の公共図書館であれば1冊残して捨…

西新宿の中国菜館

西新宿の西武線新宿駅のそばの中国菜館に行きました。台湾料理とのことですが、おいしいし、きっぷがいい。最近、チェーン店の決まり切ったサービスに食傷気味になっていたので、店主の気構えというのが感じられて、中国菜館に感動しました。こういう店はい…

アマゾンの書名検索は貧弱

アマゾンで「仕立て」で検索しても「王様の仕立て屋」がでてこない。アマゾンの検索方法は、単語検索ということだが、シソーラスが貧弱すぎる。「仕立て屋」は入っているが、「仕立て」は入っていないということだろう。形態素解析をきちんとした方がいいの…

Web Japan

Web Japanというページがあるようだ。海外から、出版の問い合わせをいただくことがあるので、どのようにしてひつじ書房を知りましたのでしょうか、とお聞きしたところ、Web Japanというページの中の出版社のコーナーで知ったということだった。http://web-jp…

we need proof readers and good copy editors, distributor

We have a plan to become an internatinal academic publisher by 2010.We need good proof readers and good copy editors who experienced in academic publishing in English. We are also looking for special distributor for academic press abroad.D…

How to Begin Studying English Literature

PALGRAVE STUDY GUIDESのHow to Begin Studying English Literatureを読んでいる。文学研究法の新しいテキストを出せればと思っているので。従来とは違った要素が生まれてきているだろう。「21世紀に何故文学研究に関心を持つのだろうか?」というのは面白い…

アマゾンの検索エンジン不調

アマゾンの検索エンジンが不調のようだ。出版社名で検索ができなくなっている。以下はSF。アマゾンが不調になり、googleが検索しても、ランダムに検索結果(もはやそれは検索結果ではないだろう)をはき出すようになる。東京で検索しても、東京があらわれな…

学術編集者のかっこう

学術編集者らしいかっこうというのはあるのだろうか。大学の先生だとドクターカラーみたいなのとか、比較的ラフなシャツとジーパンとか、それなりにあるような気がする。デザイナーの方もそれなりにあるような気もする。それぞれ、作品を作るという要素があ…

東京国際ブックフェア2006

東京国際ブックフェア2006がもうすぐ開かれる。今年も行かないだろう。翻訳ビジネスで、版権を取るのに便利ですという。海外のブックフェアだと、版権だけではなく、流通の交渉とかもできるらしい。ひつじ書房は、海外で出版を展開したいと思っているの…

読むことを教えるはB5サイズです

画像のリンクもできるのなかなあ、と思っての実験も兼ねています。 『読むことを教える』はB5サイズなのですが、みなさん、見ると大きいサイズだったんですねーと言われる。確かに日本語教師用のガイドブック・教科書というラインではあるで、一回り小さいA5…

洗濯する娘

妻の入院中、パパを手伝って、洗濯しておいてねとの言い聞かせておいた筈が、全く何もやっていなかったことが判明。入院中に傍若無人であったことがわかってしまい、日頃からやってないと急に言っても出来ないということになった。そのために、今は毎日、娘…

傍若無人の遺伝子

妻が退院した。(胆嚢を取ってしまう手術でした)娘にはうちに帰ってきてね、と伝えてあった。(いつもは事務所に帰ってくる)ところが、待っていても帰ってこない。妻は退院して、娘に会いたい気持ちと帰ってこない心配さで、切れました。怒髪天。娘はどう…

googleの不思議

googleは不思議である。 googleアナリシスに登録して、ウェブページのアクセスの情報を見ていたが、3週間前からアクセスできなくなり、混んでいるので準備が出来たら招待コードを発行するから、というのでメールアドレスを入れておいた。 今日来たので手続…

欧米の日本語と日本文学研究者

関さんにコメントをしてもらって思ったこと。欧米の日本語と日本文学の研究者とのネットワークが必要だ。これは優れた翻訳者を育てるという必要性があり、そのための素地を作ろうと提案していく必要がある。 そのためには、もっと提案していかなければ…。 学…

自費出版と自費印刷のちがい

自費出版ということばがある。この自費出版というものがよくわからない。自費を少しでも出せば、自費出版ということになるのだろうか。普通、本を出した時に献本ということはある。著者から、こんな本を出しました、ということを知り合い、先輩、書評家に送…

情報アシスト

「情報アシスト」というを考え方を提案したいと思うのです。編集者という立場から直球で説明します。私は、本を作っています。出版社で編集者をしています。本を作る世界には、出版社以外の方もいるわけです。本を作る商売としては、作家、著者という人がい…

海外での学術書の販路を構築するために

海外での学術書の販路を構築するために、調べている。独立系の出版社との提携というのがひとつの可能性だ。http://www.alpsp.org/default.htm http://www.ipg.uk.com/何故、海外での学術書の販路を構築しようとしているかというと、英語でのpublishがどうし…

ビジネス支援図書館推進協議会総会の準備

今日は、ビジネス支援図書館推進協議会総会の準備の日と決めていた。昨年の決算を行い、今年の予算と事業計画を作る。作ると言ってもこれまでにでていた内容をまとめるということである。実務は優秀なDさんがやってくれていて、そのできたものを確認してい…