京都からの来客

京都からの来客があった。

出版社を志望している、現在3年生の学生さんがひつじ書房を訪問してくれました。大学生の社会訪問というところ。

ひつじ書房の仕事をしてくれているある組版をしてくれているの方の知り合いの女性でした。紹介をうけて、本人から連絡をもらって、来てもらうことにしたのです。大学の先輩であるBDが手が離せなかったので、私1人で質問に答えるなどの対応をしました。

いろいろ話しましたが、最後に言ったことを箇条書きで書いておきます。


1 出版希望でも、他の業種も受けてみること。ファンション誌の編集をしたいと思うのなら、アパレル業界とか服飾販売業なども受けた方がいい。そうではなくても、出版社もメーカー(製造業)なので、他のメーカーを受けてみること。会社観察や面接の練習にもなる。

ファッションが好きというのなら、そういう関連するジャンルも受けてみるくらいの好奇心がほしい。テーマで横断的に業界を見た方が、自分が何をやりたいのかが分かるから。


2 新聞を読むこと

出版社に入りたいのなら、紙媒体の日刊情報をきちんと読んでおくべき。自分の好むジャンルのことと関係して記事をその出版社に入ったらどういう企画を立てるかを考えながら読むこと。つながりを見つける練習にもなる。新聞を信用するということではない。


3 単に本が好き、ということ以上のことを自分で出版の世界に強い気持ちを持てるか、その理由を探すこと。


4 志望書を書く場合、社会人になっている人にみてもらうこと。
部下を持っている人がいい、そういう条件が合えば、父や母でも、同じサークルの先輩でもいいから、見てもらうこと。就職部もいいが、あなたの性格を知っている人に読んでもらった方がいい。その人はその人なりにあなたの強みと弱みを知っているだろうから。