2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

街の書店に助成金を出す コミュタリアン的政策を

街の書店という業態において自分の経営努力で、立ち直るということは、私は不可能だと思う。商売としてなりたたせるためには、坪面積が200坪以上は必要だろうし、本のことをよく分かる人が最低2人はいないと回らないと思うけれども、50坪クラスでは売上げが…

浅草、田佐久であんこう鍋

金澤裕之先生の『留学生の日本語は、未来の日本語』を刊行しましたのは、10月ですが、その出版のお祝いをしました。今回は、冬といえば鍋であろう、冬の鍋というとあんこうだろうということで、結局、浅草の田佐久に行きました。お店の作りはいたって庶民的…

なぜ出版物に再販制度が必要なのでしょうか?

書協のHPには、再販制度の必要な理由として次のように書いている。念のため言っておくと再販制度とは、出版社の決めた値段で小売店も販売するという仕組みです。 なぜ出版物に再販制度が必要なのでしょうか? 出版物には一般商品と著しく異なる特性がありま…

外国人学校への公金投入は憲法違反とは?

MSN産経ニュースの記事。もし、文科省がその主張を通すのなら、これまでの関係者の議論や積み重ねが無であったことになる。財務省が指摘するのなら、ありえるかもしれないが… 岐阜県の就学支援策に“待った” 文科省「外国人学校への公金投入は違反」 (1/2ペー…

日本語教育の父 嘉納治五郎

日本語教育の父は、誰だろうか。私は、嘉納治五郎を候補として上げたい。他にも候補はあるだろう。上田万年であるとか、…。ネットで検索しても、出てこないし、そういう呼び方を聞いたことがないので、たぶんそういう呼ばれ方をしている人はいないのではない…

歯ぎしりをする 近代日本の学術用語の誕生

水村美苗氏の『日本語が滅びるとき』を読んで、この本は日本の近代文学というものが、日本の近代を支えたということを大事なことであると思い、そしてそれが失われつつあることを悼むというはなしだが、この中で指摘されていることとして私としてさらに大事…

大友浩 花は志ん朝

円丈のHPで、大友浩氏の『噺家ライバル物語』が、紹介されていたので、アマゾンで本を探すと同じ大友氏の『花は志ん朝』も出てきた。大友さんは、1958年生まれで、昨年50歳ということになる。私と3つ違い。「落語かわら版」の編集長をずっと勤めてきたかた…

Cambridge University PressとOxford University Pressのルール

学術書のスタイルというものを考えるとき、英文の研究書の場合、Cambridge University PressとOxford University Pressのやり方を参考にすることがある。 学術出版社としてCambridge University PressとOxford University Pressは両巨頭と呼べるだろう。この…

大塚の掌にて濱田酒造芋焼酎宇吉を飲む

今日も仕事をはやめに切り上げて、今年はじめての大塚です。会社の斜め前のバス停に大塚行きが見えたのに、信号が赤でわたれず、バスは目の前を通り過ぎていきました。BDが手を挙げてとめたタクシーに乗り込んで千川通りを北上、大塚駅南口のロータリーへ。 …

沖縄猪刺し 萬家

仕事を早めに切り上げて、池袋東口、キャバレーフェニックスの上、スナックに囲まれたお店、萬家にことしはじめて行ってきました。池袋駅東口から歩くこと5分。8時ちょうどに着きました。新年の挨拶と沖縄猪を食べるのが目的です。12月に沖縄で沖縄猪を採っ…

立石再訪 鳥房と宇ち多と栄寿司

毎年、始業して最初の金土に行っている1月の合宿を終えて、その後、専務と立石にでかけた。12月に、宇ち多に行っていたので、鳥の丸揚げを食べようと鳥房へ。4時ごろ行ってみると行列ができていて、狭いと聞いていたお店では、これはかなり待つことになるだ…

ヒューマンサービスの再評価を 横浜市立図書館の指定管理者制度導入

週刊読書人のコラムで日本図書館協会の酒川さんによると、横浜市立図書館が、今後5年間をかけて、指定管理者制度にかえられると言うことである。横浜市立図書館には因縁がある。ここが、図書館内の著作権脱法コピーを行ったということについて、出版業界では…

ふぐ鍋が美味しい。新宿2丁目 広島料理・安芸

友人と連れだって、新宿2丁目の広島料理・安芸で、ふぐを食べました。ふぐさしとふぐ鍋。副都心線の新宿2丁目でおりて、地下道を少し歩いて都営新宿線の改札の横を抜けて、C8出口から、地上に上ります。出ると花園通りで、左折して、少しいって右折。さら…

インパクション 米騒動を巡る言説

『インパクション』の12月号に斉藤正美さんの米騒動の言説についての原稿が載っている。斉藤さんから、『インパクション』を送っていただいた。『インパクション』は、私の尊敬する編集者の一人である太田昌国さんの論が載っているので、知っている。雑誌の…