浅草、田佐久であんこう鍋

金澤裕之先生の『留学生の日本語は、未来の日本語』を刊行しましたのは、10月ですが、その出版のお祝いをしました。

今回は、冬といえば鍋であろう、冬の鍋というとあんこうだろうということで、結局、浅草の田佐久に行きました。お店の作りはいたって庶民的といいましょうか、居酒屋風ですが、奥の調理場には親父さんがいまして、きちんと店を仕切っています。かわはぎの刺身を出し入りの醤油でいただき、あんこう鍋へ。キモ鍋なので、白身の部分よりも、鮟鱇の美味しいところだけ食べます。味噌のタレが美味しくて、綺麗に食べて、のこったつゆで雑炊にします。この雑炊が本当に美味しい。朝日山もさっぱりとしていて美味しく飲みました。

はしごというわけではないのですが、せっかくなので浅草で有名なおでん屋さんへ。浅草の中心街からは意外に遠くて、少々歩きました。BDが、魚系練り物系がまるでだめなのですが、具の数が抱負でしたので、問題はありませんでした。昆布ならぬわかめとか、くじら系のネタとか、入り口からは想像できないくらい広くて結構大勢でも入れそうですね。

演芸の街でもある浅草の散策は、面白い旅でした。最近、浅草づいているように思います。金澤先生委は、快楽亭ブラックの取り持った落語SP版の文字化をされた方でもあるので、明治期の口語資料について教えていただきました。

明治に22世紀の落語オタクが、タイムトリップしてターミネーターのように落語界をかき回す、という映画を考えました。綾瀬はるかに未来から来た女性の落語家になってもらって、『僕の落語家はサイボーグ』とかいうタイトルで。