房主のメモ 2月中旬
facebookに依存しすぎないようにするためのその一歩として
hatenaへの要望 (これも覚えとして)
ダイアリーの公開のレベルをいくつか設定できるとよいのですが、公開、グループむけ、友人、自分、のように。
むつかしいでしょうか?
これが可能だとfacebookなどに依存しないですむので、助かります。
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国研のデータベースは、書籍が検索できない件。以下の解答。
日本語研究・日本語教育文献データベースは
書籍を対象としておりません。
書籍などはOPACなどに情報が出ますが、
そこには詳細が出にくい個別の論文等を対象にしております。
→→蔵書検索を使うことになるようです。
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正社員の募集
スタッフの募集。いろいろな事情を鑑みまして、正社員の募集に変更しました。2月29日までと期日も変更しました。仕事は、書籍出版にかかわる全般。編集と営業も仕事です。本を作る仕事は70パーセントくらいで、売る仕事は30パーセントくらいでしょう。
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索引の作り方。著書を作っている方から、索引にページ数ではなくて、節番号にしたいとのご希望をいただきました。しらべますと、Chicago Manualは、それでもいいような記述。Oxford Style Manualによると極力避けよとの記述。ひつじ書房は、Oxford Style Manualにのっとることにしているので、そのことをお伝えすることにする。
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日野の女子短大に非常勤で教えに行く。出版論。研究者番号をもらうことは出来ますかと聞くが、非常勤だとダメらしい。「新聞の文体の成立」というテーマで、科研費を申請してみようと思ったのですが。
ネット隠遁の計画
おかげさまでtwitterは3600という数のフォローをしていただいています。新刊のお知らせや催しのお知らせについては、読んで下さっている方が何人かは不明ですが、一挙にそれだけの人数の方に告知できるというのはたいへんに大きな媒体です。いっしょうけんめい、増やしてきた成果ということができるのではないでしょうか。
facebookは、もう少し実際に顔見知りの方で、研究者の方や学術出版の同業者の方、先輩後輩という近しいつながりの中で,情報を公開したり、意見の交換をしたり、日常茶飯事的なことの中のトピックをお知らせしたり、共有したりという、気軽な媒体として使い勝手のよいものであった。
何と言っても無料であるのが使いやすい。
無料で使いやすいということでは、googleのサービスは本当に助かってきた。メールのバックアップやカレンダー、アップルのカレンダーが微妙なOSのバージョンの違いで共有できないというレベルのものであるのに、無料で使いやすいカレンダー、そして共有ドキュメント。これのおかげて、英文学術書籍のスタイルの勉強会を行っている。たいへん、助かっている。
メールのバックアップとか本当に助かる。無料だから、気楽に転送をかけておいて、元のメールソフトが壊れても、そこにバックアップされていると思うということは、不安定なネット社会にとっては重要なことだし、必須のことだ。それが無料なのだ。
しかし、我々も提供していないわけではない。まず、時間。そして、自分の検索、そしてネットでの活動をgoogleを通して行っていると言うことはネット上での行動をすべてサンプル提供しているということである。データベースを使っていると思ってきたら、自分がデータベースの1データとなっていたというわけだ。
facebookは勝手に体裁を変え、googleは勝手にメールの体裁を変え、プライバシーのポリシーを変える。それが、一方的であることと、私のこれまでのインターフェースを習得するのに使ってきた時間と思考はどうしてくれるのだろう。どうもしてくれないでしょう。
依存しすぎてしまった。使いやすくて、便利で、タダで、ネットに入ればすぐにストレス無しにいろいろできる。あー、この便利さに依存してしまっている。
この便利さから、隠遁しなければ。思考方法まで依存してしまう。私は、そういうことは避けたい。精神に自由を。
facebookのおわりのはじまり
facebookはとてもよい気晴らしであったのに、もういいや。たぶん、あまり使わなくなってしまうだろう。
めんどくさすぎる。もともと、blogより更新が楽でtwitterよりも近しくなれて、気楽にやりとりが出来るという、その気楽さがいちばんのポイントだったのに、今まで覚えたインターフェースを変えられて、新しく学習しないといけないという、めんどくさいということが安易におこるならば、blogに戻りましょう。ちょうどよい気楽さだったのに...
niftyserveのころが、懐かしい。月に数千円払ってもいいので、広告モデルではない、コミュニティネットワークサービスが立ち上がってほしい。われわれは、参加しているといいながら、マーケティングのためのテキストをはき出し、出された広告バナーにクリックするというモルモットとしてのマーケティングサンプルを提供しているということだ。タダとの引き替えに。
しかも、こちらがインターフェースに馴染むという学習するための時間というものをまるで無尽蔵に提供されると勘違いしている。あるいは意図的?
個々個人の時間というものを。無料で提供して、確かにお金は無料かも知れないが、もっと貴重なもの、体験というものを捧げないといけないというのは。八岐大蛇ではないが、ウワバミといえるだろう。そうして、便利さ故に依存していく...
となるとお客であることの大切さ。われわれは、facebookにとっては単なるデータベースの中のデータに過ぎないというわけだ。そうして、みな無料であるかのように振る舞う。しかし、依存していく。だって、お金を払って得られるサービスよりも高度のサービスを得られるのだから。
データベース化する社会というのは、コンテンツが、情報が、大変がデータベース化するだけじゃない、自分というコマもデータベース化するということなのだ。
いかにソーショルネットワークサービスから隠遁するかが、21世紀の課題になるなんて、予想しなかった。
イノセント レイプド ソーシャールネットワーク
by King Crimson
googleがプライバシーの方針を変えるとの表示
googleカレンダーを使おうとしたら、googleがプライバシーの方針を変えるとの表示。
同意すると今読むしか選択肢がない。専制君主ですね。後で考えるとか同意しないというページにいく方法はないのだろうか。
ITの世界の恐ろしいところは、それまで使えていたことがIT企業のリクエストに応じなかった場合に、使えなくなってしまうということだ。たとえば、iTuneストアで100万円の音楽を買っていて、それをクラウドで保管していたとしよう。そのサービスの改訂のある部分に納得できずに、応じないとそれまでの100万円分の音楽は聴けなくなってしまう。これはかなりおそろしいことであり、情報の独占禁止法、を作るべきなのではないだろうか。
こういうことで多くの人が気にしないで文句も言わないとすると、子供の入店を断ってネットでお母さんがたから袋だたきになっているイタリアンとかがかわいそうだ。
ITの専制君主には従うくせに、小店主は許さない、おかしな世の中だ。
5分でテキストブックを作れる?
脱appleします。次に買うマシンはwindowsマシンにしよう。20年かかってもできない本もあるんですけどね。「本が作れる」といういい方は、傷つく。5分で作れる本を20年かかっているのか。スローブックといういいかたをしようか。
しつこいが、appleが5分でテキストブックを作れるということを言っていることについて。私は、知的な営みと知的な媒体は、密接な関係があると思っています。また、作るという手順とか、工夫とかというものも大事な創造性があって、創造物のコンテンツ(内容)が重要であること、そのことを作ることに5月とか5年とかがかかるのでそのことを無視していることについて、憤慨するということにくわえて、コンテンツをどうメディアで見せるか、どう整えるか、どういう素材がいいか、などなども重要なことです。それをフォーマットさえ決まっていれば、コンピュータのアルゴリズムさえあれば、5分でできるという発想は、ものを作ることを理解しない、プロモーションのためだけののレベルの低いマーケティングの発想だと思う。さらに問題は、それが、何か新しい時代であるかのように持てはやす、分かっていない中途半端な編集者がいることだ。
前言撤回。lionを一台買います。iBook Authorで教科書を作るプロジェクトを立ち上げようと思います。ただ、5分でできる云々、というプロモーションについては、知性がないと思います。また、bookとしてはまるで市場占有率が低いわけで、これはあくまでtextbookということでしょう。憤慨するということにくわえて、コンテンツをどうメディアで見せるか、どう整えるか、どういう素材がいいか、などなども重要なことです。それをフォーマットさえ決まっていれば、コンピュータのアルゴリズムさえあれば、5分でできるという発想は、ものを作ることを理解しない、プロモーションのためだけののレベルの低いマーケティングの発想だと思う。さらに問題は、それが、何か新しい時代であるかのように持てはやす、分かっていない中途半端な編集者がいることだ。
safariが急に入力をうけつけなくなった。これはたぶんOSのマイナーバージョンアップを受け入れていないためでしょう。受け入れれば、すぐに直るだろう。しかし、そういうやり方って、とてもおかしいと思う。Lionを買って、textbook authorを試してみようと思ったが、要再考だな。あまりにも自分勝手であり、publisherの公共性という点からすると相容れない方針だ。つまり、textbookをappleのアプリで公開するためにはそういうバージョンアップを了解しないといけないということになり、読者にはそれを強要し、出版社は永遠にアップデートに付き合うこと、そのコストを負担しないといけないことになる。100冊の電子教科書なんか出したら、潰れるだろう。10冊でも困難だ。どうしようか、恒常性のあるソフト環境じゃないと継続できないだろう。