冬の旬のさかな。カサゴ。

『日本食材百科事典』を読んでいる。こういうことを書くと恥ずかしいのだが、私の妻は魚通である。基本的にそばに通がいる場合は、その人に任せてしまうというのが、楽な道だ。ということで、魚は妻に任せていた。それに私は自分が凝らないと固有名詞をめっきり覚えられないたちなのだ。ある世界にのめり込むぞ、と決めないと情報は素通りしてしまう。

人の名前も、植物の名前も、服のブランドも生地も、お肉の場所も、のめり込むぞがないとさっぱり覚えられないし、覚えない。もともと、固執しない方なので、それはそれで気楽でいいのだが、ある本を読んだ。居酒屋に一人で行っておいしいものを食べるには旬てものを知っていた方がいい。そうか、そういうことか、と思ったわけである。こどもが中途半端に小さいこともあり、居酒屋に妻といっしょに行く機会は少ない。先週の土曜に、大塚のうおはなにいったけれども、そういう機会は珍しい。ということであれば、一人でもさかなの旬が分かった方がいいというわけだ。

こんな程度のことは、本当は20台半ばまでには気がついていて当然のことだ。昼行灯と言われても反論が出来ぬ。これまでの、居酒屋人生はとんでもない無駄をしてきたというわけだ。

そこで、冬の旬のさかな。カサゴ。カサゴは冬のものだそうだ。覚えておこう。

【宮崎の魚】より
http://www.fishing-forum.org/blog/arara/cat58/cat20/