研究成果公開促進費の申請書の書き方

本年の学術振興会の研究成果公開促進費の申請書類がアップされました。

ひつじ書房では、申請書類の書き方の大事な点をお伝えして、それで実際に書いていただいて、文章や体裁について助言をしています。こういう書き方だと誤解されやすいであるとかわかりにくいであるとか。研究が公開できること=出版できることへ後押しすることが学術出版社の使命でありますので、最大限のことをします。

手取り足取りではなくて、伝えるポイントをアドバイスして、実際にはご本人に書いていただきます。決して、代行的なことはしません。あくまで、その方なりの考え方で書いていただこうと思っています。

こういう助言は、学術出版社の編集であれば、当然の協力です。的確に助言できることは編集者の大事な技能だと思っています。場合によっては4、5回書き直しをお願いすることもあります。1月くらいは時間がかかることもあります。

製作費の見積もりを相見積もりで取るということは問題ありませんが、大学によっては最も安価なところを選ぶようにということをいう大学があります。そういうことは、申請書類の要項には書いてありません。見積もりを複数とった上で選びなさいとは言っています。ところが、もっとも安価なところを選ぶようにと言ってしまうということは困ったことです。