LSA初出展記 その2

LSA初出展記 その2 (アメリ言語学会出展記)

http://www.lsadc.org/

Linguistic Society of America in Pittsuburgh

アメリ言語学会会長が、アメリカ心理学会よりもリンクされている数が少ないと書いていたので、リンクします。)



2日目。昨日に比べれば、様子が分かってきたようです。

学会の人数的な規模としては、日本の言語学会より少し大きいくらいでしょうか。

研究発表もあちこち、覗いてみているところです。会場あたりの参加者もとても多いというほどではありません。アメリカだから、数倍は参加者がいるのではないかと推察していましたが、案外それほどでもありません。

いささか、自信過剰な見解かも知れません。一日たったくらいで態度が大きいでしょうか。

これは分かりませんが、アメリカ人が多いので、日本とは違った雰囲気かなと思いもしましたが、たぶん、社会学会(いったことはありません)よりは、言語学会と似ているのではないか。いい方を変えると研究ジャンルごとの共通点の方が、アメリカ人か日本人かということよりも、大きいのではないかと思います。

今回、予定をしていなかったのですが、ある言語学の出版社のeditorの方とお会いすることが出来たのは幸運でした。話しをしたいと思っていた方だったので、それは今回の収穫の一つでしょう。どういう話しをしたのかは、あらためて報告できるとうれしいですが、どうなるかが分からないので、ここではお伝えしません。

こちらの学会では、パンフレットを手渡すということはなくて、ブースの前の机に置いておいて、勝手に取っていってもらうという形式のようです。それでも、私は極力手渡しをしていますが、あからさまに受け取らんぞ、というふうの方もいて、これは日本の英語学会とかと共通しているようです。日本語学会ではそういう方は少ないですので。

John Benjaminsに挨拶したら、親父さんの娘さんで、managing directorの方の名刺をもらいました。目標としている出版社なんですとか、言えばよかったかもしれませんが、少し気後れしました。

出している本の傾向、表紙のデザインを見るといろいろ感じることがあります。John Benjaminsはひつじ書房に近いです。もちろん、違うのですが、表紙が定型化されていること、専門的であることなど。一方、Cambridgeは、岩波書店風ですね。書名が、概観的というか、テーマ主義で中核主義的なものが多い。John Benjaminsは、文法事項であるとかが多いようですね。

Cambridgeの方が、部数が出そうなタイトルですね。John Benjaminsは渋いです。部数は、3分の1くらいではないでしょうか。

ある日本人の研究者の人が来て、John Benjaminsは学会特価で極安値をつけているが、ひつじはしないのかというので、やることにしました。その割引率はここでは申しません。今回実際に来て確認できたのは、学会で本を売ることができるかどうかでした。事前の会場設営会社の資料では、その会社が一手に販売を代行するということが書いてあったので、ひつじは日本からで本を、アメリカ国内の送料も分からないし、代行されるのなら、売れないな、と思っていたのですが、実際にはCambridgeなどもどんどん売っていましたので、売ることが可能とわかりました。

これなら、売れる本があれば、場合によっては出張費を取り戻せるかもしれません。そうなると行きやすいです。これも、ささやかなことですが、成果の一つです。