LSA初出展記 その1

LSA初出展記 その1 (アメリ言語学会出展記)

http://www.lsadc.org/

Linguistic Society of America in Pittsuburgh

アメリ言語学会会長が、アメリカ心理学会よりもリンクされている数が少ないと書いていたので、リンクします。)






はじめてのアメリ言語学会に店を出すことにして、とうとうピッツバーグまではるばるやってきました。かってが分からず、心細いこと心細いこと。とにかく、初回は様子を探ることを達成目標にして、ずいぶん、低い目標ではありますが、あまり欲張らないことにしました。

何を準備して、何を考えたらいいのかも分からない。学会初心者のレベルです。日本であれば、それこそ、学会経験は山のように積んでいるわけです。その経験が生きる部分もあるでしょうが、生きない点もあるだろう、そうであれば、最低限のことにして、あまり事前に予測を立てないことにしました。限りなく低い達成目標です。

言語学という大きなジャンルで、日本の言語学とは比べものにならないくらいの大きな分野を扱う学会のはずであるのに、意外に学会出店の出版社は少数です。ご存じ、ケンブリッジ、ジョンベンジャミン、MIT、ムートンデグルイター、ブラックウェル、パルグレーブマクミランなど、超有名な言語学出版社と肩を並べての出展は、なかなか恐ろしい。ひつじは、海外での販路を十分には持たないという状況での出展で、かつ、展示の際には書籍は展示会社を通じてでなければ売れないとか、細かい条件があり、実際には採算度外視での出展です。私の気分転換などと言わないで下さい。数年後にはもとを取りましょう。出展の目的自体が、海外の提携出版社を探すと言うことも含まれています。

ところで、話しは変わりますが、海外の出版社は、出版社のスタッフは女性がほとんどのようですね。展示会社が、設置・展示場所作成を請け負いますと書いてあったのはそうなのかと思いました。日本であれば、出展した社の社員が設営します。そうではない場合は少ないでしょう。日本の出版社の場合、学会にくる人は男性のことが多いです。一方、彼女たち、決して非力には見えませんが、展示もいささか複雑で、木枠を組み立てたり、たてつけるという要素もあり、電動ドリルをご覧下さい、設営専門家にお願いした方が気楽という点もあるのでしょう。展示会社が請け負うということをうたうのもなるほどそうなのかと思いました。



私は前日にホテル入りしました。前日にも会場を下見して、ひつじ書房の場所があって、名前が飾ってあるのを見て、感慨深く感じました。