図書館で起業したラーメン屋さん「らすた」とWEBマンガ

ビジネス支援図書館推進協議会を立ち上げた時、公共図書館を使って起業した人を探していた。必死で探したのだけれども、ほとんど見つからなかった中に日吉のらすたというラーメン屋さんが図書館を使って、駅の昇降客、人口比、などを調べて店を開く場所を調べた、と語っている記事を見つけた。

その店に行こうと思い、これまで行く機会がなかった。昼すぎの時間に開店していなかったりして、食べることができなかった。それが念願が叶った。味はおいしいが、油を少しだけさっぱりにした上でもう少しインパクトがあってもよいように感じました。

以下の記事に図書館のことが言及されていないのが、とても残念であり、図書館で検索してもネットで見つけることができなかった。もし、記事をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。


http://www.froma.com/info/edit/skm/vol2/index.html


こちらは、WEBマンガ。メディアとことば研究会で、萱島雄太さんが発表してくれた。電子書籍ということばが、無根拠にはやされているが、電子的ディバイスで何かを「読もう」とした時に、紙ではない、電子媒体のいい点があるコンテンツというものについては全くと言っていいほど具体的に語られることがない、と思う。数少ない実際の挑戦だ。


http://hacktothebrain.jp/

竹熊さんの紹介


WEBマンガの新展開「HACK TO THE BRAIN」
俺が興味を抱いたポイントは、俺がWEBマンガ(デジタルマンガ)の条件としてかねてから主張している「PC画面で読まれることを想定して作られたマンガ」の典型例だと思ったからです。あらかじめそれは「マンガとアニメーション、コンピュータ・ゲームの折衷表現」になることが予想され、ほぼそのままの要素が「HACK TO THE BRAIN」には見られ、「ついに出た」という感じであります。

たけくまメモ

http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/webhack-to-the-.html

コミックということにこだわった場合、ウェブマンガというのはどういうものなのか、ということを突き詰める萱島くんの追求が興味深い。分岐して物語が変わるようにすることもできる、しかし、それはゲームではないか、動画となって動いているシーンがある、それはアニメではないか。コミックというのはでは何なのか。

時間を読み手が操作できること…。確かに読むということと、見るということは違うのだろう。あくまで、読み手が、何らかの操作を行い、読書の速度を可変させることができること。

というふうに考えると「電子書籍」と呼ばれるものに、読むもの、見るもの、触るもの、などなど、カテゴリーが生まれることが予想される。「書籍」とは何かと言うことが問われるのだろう。そのことを真摯に考えている人は少ない。

コミックとしてそのことを考えている一人だろう。

やっぱり、コミケに行って売った方がいいのでは?

端末としてはiPadが最も適しているだろうが、iPadflashが動かない。flashが動かないと動画的な要素のある紙面が作れない。しかし、flashappleの関係は難しいそうで、flashが使えるとiPadアプリはほとんどflashになってしまい、アドビに根幹を押さえられてしまうので、appleは動かないようにしているのではないかという話しがある。appleがアドビを買収して、flashを採用することになるのか。技術の進展はまだ、暗闇の中だ。