ヨーダーの引退 ともえ寿司の閉店

忘年会の申込みをしようと電話したところ、今月の27日をもって閉店するとのこと。茗荷谷のおいしい店が一店その歴史を閉じてしまう。

ひつじでは、親父さんの風貌から、ヨーダーと呼んでいた。親しみと尊敬を込めて。

おいしくて、安い。でも、安いというのは、問題だ。もっと儲かるあるいはサスティナブル(後継者を作れる)なくらいの売上げがなければ、次世代に渡せない。次世代に渡せないほど、商売が小さくなってはやっていけない。

食べログを見ると安いからいい、という声が多い。「消費者」のそういう声が、街の良い店を続けていけなくする。率直に言ってそれはまずい事態だ。

食べログ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13023738/


食文化の消費者ゴーマニズムによる小店の衰退。



あるいは、ヨーダーには娘さんしかいなくて、亭主は寿司屋になるより安定した会社員を選んだということなのかもしれません。とすると、小さい商売の継承の難しさ、仕事と親子での継承の難しさということなのかもしれない。

何にしても残念。



追伸

18日、9時半によったら、もう閉店とのことでした。27日までに行くのなら、早い時間に行かないと難しそう。

追追伸

談談の時もそうだったんだけど。これまで、もり立ててくれて、みなさん、ありがとう!、という感じではなく、疲れましたから、店を閉じます。という感じ。コストパフォーマンスのことばっかり言っていた客がよくない。