行きたかった「非営利出版のサスティナビリティとは - OUPに学ぶ

行きたかった。残念、SPARC Japanセミナー2009 第2回「非営利出版のサスティナビリティとは - OUPに学ぶ」


かたつむりは電子図書館の夢をみるか
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090804

を拝見すると「非営利」ということばの使い方はどうも、ずれがあるようだ。財団型大学出版ということなのでは? その意味ではあれば、教会立もお寺立もそうなってしまう。幸福の科学出版も非営利である。OUPもケンブリッジも聖書の独占販売権を持っているから、京都ならお寺さんがスポンサーの出版と同じことだ。しかし、今の時代、それを非営利というだろうか?もし、非営利というのなら、NPO的な公共性を目指すものの場合にそのことばを使ってほしい。

SPARC関係の催しにいくといつも思うのだが、理系の方は紙の書籍は、古い発想で、電子版にすればいいと簡単に思っているところがある。間違った小泉政権新自由主義のようだ。ここらへんは、「この先の本のかたち」などという、web2.0〜崇拝宗教に近いとさえいえる。

理系の学術系出版社は、理系の研究者に書籍の意味をちゃんと実感できるような本作りをきちんとやってほしい、と切に願う。そういうことをしていないと紙の本よりリポジトリの方がいい、というふうになりがち。(もちろん、リポジトリがよいばあいもある。)理系の出版社よちゃんと仕事しろ、といいたい。

「大学出版の経営 - OUPに学ぶ」とする方がよかったのではないだろうか。