暴力論

野間宏の会で、塚原史さんが、触れていた翻訳書。暴力と言っても殴る蹴るという話しではなくて、議会制民主主義ではだめで、ゼネストなどの社会の実際の行動を通して、政府を倒すという思想。著者は、当時の組合主義社会主義者ということだが、ファシズムともつながる部分があるとも言われている。

加瀬佳代子著『M.K.ガンディーの真理と非暴力をめぐる言説史』を2010年の2月に刊行します。

本書は「M.K.ガンディーの非暴力」から「現代の非暴力」に至るまでの変化の過程を追跡し、非暴力をめぐる言説分析を通して、非暴力という思想について批判的に考察したものである。ガンディーの非暴力には支配的側面があったこと、非暴力は社会に広がるにつれて形を変えたが、その支配性の影響は現代に及んでいることを明らかにしている。


予告編です。

こっちはピピロッティの映像作品へのリンク。

http://www.youtube.com/watch?v=nvSpiegXjbE

壊すということを表現したすごい作品だと思います。殴る蹴るは、いやです……。しかし、暗黒は、示威行動的なものさえ、禁じられたところから、生まれてくるのではないかと。デモくらいしてもいいのでは。