円丈 ろんだいえん 21世紀落語論 「落語に逆に落語に」の書。

ろんだいえん―21世紀落語論 (単行本)
三遊亭 円丈

けっこう辛口なのに嫌みがないのは、心底、落語を愛しているからだろう。だからこそ、改革者なのだ。私が敬愛する詩人、小野十三郎のことばを借りるなら、「落語に逆に落語に」の書。


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「落語に逆に落語に」の書と書きましたが、「古典落語に逆に新作落語」だろうか。そうするとずいぶん普通ですね。

古典落語への直角、新作落語からの垂直、だろうか。意味がわかんないね。

落語ブームと聞いて、新作で笑うくせに、古典を志向しているような気になっているお客、というのは、言い得て妙だ。書籍の世界もそうだと思う。出版がダメだなどといって悲観ぶっている人は、古典書籍を読まないくせに、新作書籍を認めない、という視点であれば、書籍(落語)は慈しまれながら、消えていくのだろう。当然のことだ。そこから抜け出さないと行けないのに…。

そうか、私が目指しているのは新作書籍なんだ!

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円丈 新作リストにカレー屋ジョニーとフィを入れておいてほしかった、なんてね。>彩流社編集部