たしかに、いい意味でゆるい感じ 池袋 味好屋

池袋のジュンク堂の比較的そばの味好屋、訪問。

萬家が満員で、OLD NEWに向かったら、2月の終わりに閉店したという張り紙。店を探しあぐねて、困りながら、しばらくふらふら歩いて発見。

ガラス扉から、覗くとおでん屋さんらしい。おでん鍋が真ん中にあって、その回りを取り囲むように木のカウンターがあって、カウンターの中にはおばさんが、客の注文をさばいているという感じが見え、居酒屋らしい居酒屋に見えて、懐かしい感じ。

ガラス越しに見える店構えから、誘い込まれて、扉をあけてカウンターに座った。


http://www.walkerplus.com/tokyo/gourmet/DETAIL/V-TOKYO-4RTBA005/
グルメウォーカーより


ゆる〜い雰囲気で長居しちゃう!

昭和49年創業の老舗居酒屋。築地直送の食材を、昆布とカツオダシでじっくり煮込んだ自慢のおでんは1個100円〜。

たしかに、いい意味でゆるい感じで、混むほど美味しいわけではないけれど、路地というほどではなく、通りに面しているのに、普段なら見落としてしまって、通り過ぎてしまうだろう店に吸い寄せられて、ガラス戸を開けるとすんなりと座れた、受け入れられたというのはけっして悪くない。

夜は2時までやっているらしい。そういう店も必要だ。



ひつじの新人チョムスメさんをお連れした。出版人のたまご、入り口に立っている人に、出版の世界にどんどん中に入って行きなさいということばをかけるわけだが、そうしてみると私自身、自分中で編集という仕事、出版という仕事について、あたりまえのことになってしまっていて、語るのが簡単でない。こちとら職人だい、というような落語の中のハチ五郎のセリフは、さぼりにすぎない。語られうる魅力というのが残っていなければ。もちろん、最後は自分でどうつかむかではあるが、語りたい気持ちがある以上、語っていこう。