円丈のおくり人「もえもえ人」 無限落語

日本橋亭無限落語に行ってきました。


無限落語は私は、2度目。前回は、円丈の「【落語界初のプロンプターシステム!もうバカ受け!!】」に驚きましたが、今回は、落語協会落語芸術協会のバトルということでした。


しりませんでしたが、新作と言えば、元々落語芸術協会だったそうで、昔昔亭桃太郎師匠の話しでは、それなのに昨年の新作落語のトップ5名という、どこが選んでいるのかわかりませんが、その中で落語芸術協会は1名だけだったとのこと。それはそもそも、落語芸術協会の会長職を長く勤めた米丸師匠が悪いんだと、桃太郎師匠は言っていました。面白くなかったんだと。今は、漫談で面白くなっているけれども、長期政権であった会長時代が面白くなかった。「お客さんには関係ないことだけどね。ぐちを言っただけです。」と。桃太郎師匠の金満家族、初めてききました。スルドイ方なのだろうと思いますが、朴訥とした感じに聞こえる話しかたが、良かった。


今輔は、ジャングルでの特殊部隊の研修の話し。新人が、待ち合わせ場所のジャンルぐるに予定の時間に付くと…。最後は、ガンダムのバッタモンのガンダル(?)を操縦してエイリアンと戦います。


小ゑん師匠は、新人賞を取って、サラリーマンを辞めた作家が勤めに出ずに内にいるといろいろな押し売りが来て…。マクラでのプロとアマの違いというのが面白かった。プロになったら、ただでは落語をやってはいけないのだが、地方回りの際に師匠の小さんと田舎のストリップ小屋にはいって、踊り子の来ない間のつなぎの芸人のあまりに受けていない客席の雰囲気にいたたまれずに小さん師匠がとった行為は…。


最後の円丈は、円丈流おくりびと。葬儀に参列したおろかものは、葬儀マニア。自分のおばさんが、火葬されているところのとなりに痩せたおじいさんが火葬されることに。葬儀マニアが、じいさんよりもおばあさんの方が先に骨になると自慢すると、となりのおじいさんにも葬儀マニアの付き人がいた。二人の葬儀マニアのバトルが始まるのであった。


歌丸の弟子の花丸は、円丈に5月に襲名するのを冷やかされて桂枝太郎じゃあ、千葉の田舎の人の名前だねと言われていましたが、落語の内容は覚えていない。思い出したら、書きましょう。花丸さん、ご免なさい。そうです。老人ホームが、キャッチバーになる話しでした。


無限落語のHPにタイトルが載っていましたので転載します。


春風亭昇吉「もみじ水産」

桂花丸「あるじいさんに花束を」

柳家小ゑん「昼の訪問者」

昔昔亭桃太郎「金満家族」

古今亭今輔「さばいばるんるん

三遊亭円丈「もえもえ人」


終演の後、銀座のハゲ天へ。季節の天ぷらは、野菜系主体のヘルシーなものでした。油もしつこくなく、胃にももたれない。下味がしっかり付いていて、天つゆはあまり必要がないのかもしれない。私は天つゆに大根おろしを入れて、つけて食べるのが天ぷらかと思っていましたが。つゆにたよらないのがよいのかも知れないですね。新しい発見。