ガンバレ、玉玉丈!

先週、2月の最後の週の末広亭の夜は円丈師匠がトリをつとめていた。

日本橋亭の無限落語に行ったので、2日続けて円丈チームを見ることになった。末広亭のトリが分かる前から、円丈師匠と小ゑん師匠の二人が主役の無限落語が日本橋亭であるということは知っていて、妻と娘に行くぞといって、いや、お願いして、予約を入れていた。計画して、このために二人の機嫌をとっておいた。

2月はじめに末広亭のトリが円丈と言うことが分かって、27日と28日の連チャンで拝顔することになったというわけで、これはとても幸いなことだった。

27日は森脇君と飲みに行く約束であった。私は昨年の誓い、私は2月15日の誓いと呼んでいるのだが、昨年、人がごそっと辞めてしまい、それでもひつじ書房をつぶさないで、乗り切るゾと誓い合った日なのだったのだが、今年の15日のある週は忙し過ぎることが事前に分かっていたので、一段落しそうな翌週の27日に飲みに行こうということにきめていた。飲みに行く前に寄席に行こうと、決めたのは直前、つまりは私が円丈を聞きに行きたかったということだ。

続けて2日、円丈一門というか円丈系落語を聞きに行くというのは濃いことだろうか。でも、聞くと気分が良くなって、腑に落ちるものがあるのだから、いいのだろう。

円丈の日本橋亭でのありようには驚いた。落語史上初めてではないだろうか。何があったかは書かない。さて、カレー屋ジョニーという演目であったが、これは実在のお店であった。これ 今度行ってみよう。内容についてもここでは述べない。さて、それとは別に驚いたのが、玉玉丈、円丈の8番弟子。金曜日は5時に行ったので、末広亭に入るともう始まっていて、金名竹であった。土曜日の日本橋亭の方が格段に面白かった。同じ人でもこれだけ違うとは、驚きである。金曜日だけだったら、ちょっと決めつけていたかもしれない。悪くないんじゃないという感想で、そういう気持ちになったことが私自身にとっても新鮮だった。

円丈師匠は、ネットにもいろいろと発言している方で、玉玉丈の失敗とかもいろいろと書いている。そんなミスするのかというのもあって、笑えるし、心配になる。それでも、日本橋亭のマクラで話していたことから考えると前座という世界で、ちゃんと泳いでいるということが伺える。前座という時期は、自分の才能を疑いたくなる時期であるし、苦しい時期だろう。最近やっと落語にはまりはじめた私にとっては、注目する初めての前座さんということで、これからは否応なく、注目していくことになる。


  正直、繊細さがない!指示待ち人間だ。そんな奴は噺家にはなれん!!

入門2ヶ月めの師匠のことば

2006年に入門したということなので、ことしは3年に突入だ。がんばってほしい。