行列は苦手 国立科学博物館もやしもんと線の巨匠

myougadani2008-10-26

バスで上野広小路に着いて、国立科学博物館へ向かう。忍ばずの池の脇を抜け(蓮の葉が大きい)、おでん屋の脇を抜けて、そして上野公園へ曲がる。

曲がると大道芸のシーズンなのか、あちこちで実演中。公園内に思いの外、人が多い。芸術の秋なんでしょうか。ヘブンアートといういい方は一般的なのかしら。イタリア人かフランス人のコメディの後ろを抜けて、科学博物館へ。

入ると菌糸の列みたいに人が順番に並んで展示を見ていて、げっそり。行列というものが嫌いなのだった、ということを再認識してしまった。もっと早起きしてくるべきだった。自分のことを反省して、不愉快な気持ちが持ち上がらないように注意注意。

我が娘は、こんなことは知っているといって、並ばずに先に行くのでありがたい。娘は、キノコ図鑑をいくつももって熟読している。並んで見たいと言われなくてよかった。第一展示場の後半が面白く、菌に寄生する植物とか、枯れ葉を腐らせる菌とか。もやしもんの博士は、テラフォーマーだったとは。かいてあったっけ?

展示は工夫されていて、綺麗にできているので、空いているときに行くのをおすすめする。前半のキノコの生態を解説する部分は、模型がよくできていて、模型マニアとしても楽しめると思います。

私たちは、あるいて林派展をさけ、芸大の「線の巨匠たち−アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展」を見て帰りました。

こっちは、まあまあすいていました。浮世絵も洋画もその時代にお互いに影響を与え合っていたんだなと思いました。『日本近代文学の起源』的にはどうなるのだろう。近代的な視点は、欧米から輸入したということが前提だと思うが、同時代的だったとすると何が同時代に起きたのか?江戸時代にはフランス革命は起きていないし……。

東大農学部の脇を通って帰りました。農学部いいなあ。私が、若かったら、農学部に入って、酒造りをやってみたい。