いつの日か、空の下で芋煮会をしよう

日本語教育学会山形ツアーの続き。

土曜日、学会で販売ができず、傷心のひつじ一行は、ホテルへと戻った。10月といえば、芋煮でしょうということでホテルのフロントで聞くと、駅ビルの一階に食べられるところがあるという。それではということで行ったが、満員で入れず。

私は駅ビルの和風レストランが少々チェーン店ぽかったので、旧市街へタクシーで繰り出すことに。タクシーの運転手に聞くと郷土料理を食べさせてくれるような店はこの時間いっぱいだろうとのこと。どうしようかとタクシーの運転手さんにきいたところ、山形は焼き鳥もおいしいとのこと、それではと聞くと鳥懐石の店があるというので行ったところが「平の」。

座敷に座ると「焼き鳥のセットでいいですか。」とのこと。

何のセットですか、何が付くんですかといった質問を受け付けてくれる雰囲気はない。「お願いします」とのことばが口から。

すごくおいしいのだが、悪くはないのだが、とても不思議。奇妙といういみではなくて理解不能という感じ。

なべがあるのに野菜がない。メニューもない。いきなりコースで焼き鳥がどーんと6本きた。食べる端から、即座にお客をおなかいっぱいにしてくれた。しかし、食べたりない気がするし、野菜がない。鴨鍋は、大きな量のネギが。

ネットで調べると野菜がおいしいと書いてあってネギしかないのに。山形人は、煮た野菜、白菜とか春菊とか食べないのか?ネギがあれば充分なのだろうか?確かに焼き鳥はおいしいのだが、肉系しかないのは何故?せめて、キュウリとかトマトとか出してくれないのだろうか。

野菜があった方が、お店としてもお客の滞在時間は増えるだろうと思うのだが。不思議であった。その方がお客の満足度も上がるだろう。しかし、山形人は、たんたんと飲み続けることができるのか。あるいは、菊の花びらしか食べないのだろうか?

芋煮をたべられるところは近くにありませんか、と聞くと「千歳館が近くにあるよ。」と言われて、行ってみると、歴史的建造物のよう。芋煮ではなくて、フルコースを食べるような立派な館。いいところを教えてもらった。たいへんな親切さだ。(グルナビによると一人7000円。2次会の値段ではないと思う)


千歳館HPより


素直に従う気にはなれず、そばで待機しているタクシーの運転手に聞く。「お松かはまなすがいいかも」とのことで、お松に向かうと少し古い民家のような作りで、扉をあけて入れるかを聞くと満席とのこと。芋煮は食べれますかと聞くと、うちはやっていないとのこと。タクシーの運転手は、自分で食べてないんだと言うことなんですね。

はまなすにいくと芋煮はあるとのこと。やっとのことで幻の芋煮にありつけると思って座るとそこにもメニューはなかったのである。