講談社インターナショナル、廃業

講談社インターナショナル、廃業とのこと。日貿出版のHPによると日貿出版が行っていた「英文書の米国等への販売」を引き受けているということ。日貿出版は、英文の書籍も販売しているはずなので、詳細がわからないけれども、私の推測では日本紹介のような書籍以外の書籍についての販売ではないか、流通網ということになると思われる。日本出版貿易という仕事自体、日本の出版を海外に紹介するといういわば公的な機能を持っているはずであり、それを受け継いだということは、公的な機能を受け継いだということのはずだ。

とするのなら、野間佐和子氏がなくなって、講談社インターナショナル株式会社を閉じてしまうのは、公的な仕事ということを意識していないのではないかと思ってしまう。もともとを言えば、公的機能を停止していまうという「日本出版貿易の方針変更」ところに問題があるということでもあるが。


英文書籍出版が困難で、儲からないということの証拠とも言える。


5月になったら、以下の文言だけになった。


2011年5月1日より、講談社インターナショナルの出版してまいりました刊行物は、ほとんどのタイトルがKodansha USA, Inc および ㈱講談社に継承されます。

今後共ご愛読頂けますようお願い申し上げます。


http://www.kodansha-intl.com/ja/



昭和55年(1980年)
日本出版貿易の方針変更により、前年7月より英文書の米国等への販売は、講談社インターナショナル株式会社(後に、講談社アメリカ株式会社に変更。販売実務担当会社はハーパー・アンド・ロー社)に切り替わった。

http://www.nichibou.co.jp/history.html