学術出版の商売人としての心得

学術出版の商売人としての心得について書く。社是ではないけれども、社長がいなくても、ひつじ書房の方針にぶれがないようにするということが社長の最大の仕事だといえる。進むべき方向について書いておこうかなと。

こころえ、とでもいうべきかも知れない。

●自分の心の持ち方

自分で責任をとれるようになる
誰が仕事を作っているのかに思いを寄せる
教えられていることを自覚する
 失敗したら、反省し、反省を表し、二度としないようにする
 素直であること
 愛嬌があること



●商売人の心得

食い扶持がどこから生まれるのかを知る
作って終わりじゃない、売れてなんぼ
 書店さんの仕組みを知る
 本屋さんとよい関係
 売ってくれるのは誰か




●著者への心遣い

おおもとを作って下さる、書く人を尊重する
著者を支援しようと勤める
尊重は言われるがままとは違う
 飲みの会には積極的に加わる
 若い著者には教えることもある