事業仕分け 国際交流基金の日本語教育関連

事業仕分け 国際交流基金日本語教育関連の中継を見ました。

結果としては、廃止とか中止ということではなくて、継続と言うことのようである。

そういう点では、一安心ということになりますでしょう。



やりとりとしては、国際交流基金日本語教育関連の事業の説明としてもう少し公益という点を強調してもよかったと思いました。国益と言ってもよいように思います。仕分け人の側が、ある程度意義を認めつつの質問であったので、もう少しそれに答えてもよかったように思います。

余計な一言ですが、日本語国際センター、関西センターの事務方の平均給与は、比較的高いのかもしれませんね。国内外で1200万円ということだったので。これは社会保険も入っているのかも知れません。

twitterで中継を見ての発言も同時に中継されていましたが、面白いと思いましたのは、今回のトピックである日本語教育というのを日本人向けの教育と思っている発言もあったり、まったく分かっていない方が中継をわざわざみて、さらにわざわざつぶやいていたり、個々の発言に反応したあまり熟慮のない発言がどんどん出たりということがあって、いわば、無料の見せ物興行で、特に関心のない人までも見ていて、発言しているという状況が面白い。

という私も暇人であったかもしれない。とはいうものの、これまで具体的に国際交流基金日本語教育関連事業について報じられたことはないので、税金を使って国際交流基金日本語教育のことをやるということ、やっているということが、多くの人々に知られたことの意味は大きいのではないだろうか。わたしたちの税金を使って、行われている事業であり、他人事ではないということ。

いろいろなことが他人事に収まってしまう世の中で、人ごとではないということを感じることは難しい。

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根拠無しの感想。今回、どちらかというと追い詰めるという感じではなかったのは、日本語教育という分野の基盤が弱すぎるので、しぼりすぎると体制の維持もままならない、と思われたからではないだろうか。

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追記

http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042701000137.html


 国際交流基金の「日本語国際センター」(さいたま市)と「関西国際センター」(大阪府田尻町)での日本語研修4事業(計11億円)は縮減、日本語能力試験(6億円)は事業規模の維持とした。

2010/04/27 13:24 【共同通信


追記2


2010年04月27日 - 事業仕分け詳細と結果速報 | 内閣府 行政刷新会議

http://www.shiwake.go.jp/shiwake/detail/2010-04-27.html

ここからpdfで落とせる。しかし、このpdfはおかしなpdfで普通にsafariで見ると体裁が壊れていて、仕方なくacrobat professionalで開くと見た目では問題ない。しかし、印刷すると体裁が壊れている。そこで、acrobat professionalでプレビューをかけて印刷しようとするとプレビューが作れないとエラーが出る。何というpdf!

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覚えのための付記


国際交流基金と直接は関係ないが、(国際交流基金日本語国際センター元所長ではあるが)加藤秀俊さんの文化財の仕分けについての記事
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100513/stt1005130341001-n1.htm

【正論】社会学者・加藤秀俊 国の文化財「仕分け」する難しさ