あけましておめでとうございます。

19日というか実際には20日です。こんな日付けであけまして、というのは、間が抜けているけれども、そういうことばをまずは書き留めておかないとしめしがつかないような気がします。

ひつじ書房は年賀新聞を刊行しています。紙で、お得意様にはご挨拶しているということになりますが、こっちのブログも21万アクセスもしていただいているように、見て下さっている方がいらっしゃるということで、偉そうにいう必要はないけれども、ひつじ書房のお得意様とはちょっと違った方々に見に来てもらっていると思うので挨拶しようと思うのである。

そして、まずは本家、房主の日誌で挨拶してということで、先程書き上げましてアップいたしました。そこでこっちというわけです。

同じ人間が書くことなので、いろいろとかき分けることができるわけではないので困ってしまいます。

このこと自体は面白い現象なのではないだろうかと思う。年賀新聞があり、これは年賀状代わりで、そしてひつじ書房学術書の読者の方向けのひつじメール通信があり、そしてひつじ書房のHPの房主の日誌があって、ブログがある。いろいろな媒体でその都度発信していくということは、これからどんどんと増えていきそうだ。

どれか1つにして欲しい、という声が聞こえてきそうだ。葉書にサインして、ことしもよろしくお願いします、と書く、その一枚があればいいではないか。そこにその人の人柄というか、あり方が反映されていれば。

今、私はtwitterなどというものをはじめている。もちろん、好きと言うだけでやっているわけではなく、嫌いではとてもできないが、学術出版社のあり方を説明する機会を求めて、全然知らない人で、本が好き、あるいは書店に勤めている方に、アマゾンの条件はこうで…とか、学術出版はこういう考え方でといったことを説明できる、という点で非常にありがたいものである。

知ってもらうということでも。

もともと、私はパソコン通信ニフティサーブの本のフォーラムで発言しようと決めたのは、15年くらい前だろうか、神田の三省堂書店さんでひつじ書房のことを質問したという韓国か中国の留学生の女性から、「書店で、ひつじ書房と聞きましたら、つぶれたと言われましたが、本当でしょうか。」という電話を受けた事による。

たぶん、ぎこちない日本語の留学生に、書店の人はめんどくさかったのだろう、もちろん、地方小出版しか流通経路がない出版社を探しにくかったということもあろう。しかし、つぶれたと言われては、と思い。可能な限り目立とう、ベストセラーを沢山出して、知られると言うことが理想ではあるが、学術書というジャンルからしてそれは不可能だ、それなら、多くの人が見ているニフティの本のフォーラムで発言しようとして、はじめたということなのだ。

その点ではその時代から変わらず、発言できるところでは発言しようと思っている。それがtwitterになったというだけ。

私は、可能な限りどんな手を使っても「つぶれました」とは言わせないと固く誓ったのであった。

話しの流れがなくなってきているが、今年もどんどん、発言していく。よろしくお願いします。

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突然だが、私は以下の岩上さんの意見に賛成だ。検察が、被疑事実を明らかにしていないのに、検索の片棒を担いでいるマスコミは、自分のジャーナリズム生命を破壊していると思う。メディアの自死ということになるのではないだろうか。

沈黙する検察、饒舌なマスコミ、この異様な光景〜1月12日小沢一郎記者会見で、小沢氏に問う


 ほぼすべてのメディアは、小沢氏自身の疑惑を追及して、「説明責任を果たせ」と迫っているが、肝心の検察からは、一度も小沢氏自身に対して、どのような容疑がかけられ、どのような捜査が行われているのか、一度も説明がない。いったい何についての説明をしろというのか。まずは、検察こそが、何が被疑事実なのかを説明すべきだろう。
 沈黙する検察と、そのリークを受けて饒舌に迫るメディア。この異様さに、寒気を覚えるのは、私だけではないはずだ。

http://www.iwakamiyasumi.com/column/politics/item_222.html