事業仕分けの後には、事業創造を

事業仕分けの後には、事業創造を。


学術振興会の出版助成に通った書籍について、数年前の書籍について、発行部数と売上げを証する書類の提出を求められた。

説明責任ということになるのだろうか。

もとは税金によるものであり、そのお金を無駄にしてはいけない、もっとも有効に使わなければならない、ということは全く問題がない。しかしながら、なかなか難しいことではあるが、役所的に処理をすることが、その無駄遣いをしなくなることなのだろうか。

書類が不備がないようにすることを最優先にして、やるべきことに十分な力を注げないことがあるとしたら、それは説明は完璧だが、無駄遣いということになるのではないか。

言語学というジャンルで、研究の公共性を高めるという点で責務を果たしている。

癒着とかではない公正な視点は大事だが、それがイコール役所的ということではない。問題はそれを証するということ。

仕分けのあとに、思想やビジョンがなければ、それは破壊に終わってしまう。そのビジョン自体を議論するべきなんだろう。