科研費等の仕分けに対する意見の投稿について(緊急のお願い)

日本認知科学会 会長 橋田浩一さんより、メールをいただいた。会員に送られたメールである。

私も会員になっていますので、さっそく、意見を投稿しました。

24日の昼までですので、何か声をあげるべきと思います。

また、このようなことは来年以降も予算の仕分けのたびに行われることになると思います。勝手にメールの文章を掲示しますが、来年以降の覚えのためです。


科研費等の仕分けに対する意見の投稿について(緊急のお願い)





日本認知科学会 会長 橋田浩一

会員各位

事業仕分けの結果、科研費等の削減が提言されています。これにより、来年度
はこれらの研究費が削減(一律2割など)あるいは廃止される恐れがあります。
これに対して何も言わないということは、「科研費も科振費も要らない」と答
えたも同然と考えられます。


学会としてアクションを起こす必要があると考えます。下記の意見募集に対し
て意見を投稿して下さるよう、すべての会員にお願いします。


文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
内閣府 https://form.cao.go.jp/cstp/opinion-0005.html


後者の〆切は24日(火) (明日!)の正午ですのでお急ぎ下さい。


科研費に関係する事業仕分けの項目とWGの評価結果は下記です。


○事業番号3-20競争的資金(先端研究)
 科学技術振興調整費、科研費(特推、特定領域、新学術、基盤S)、戦略的
創造研究、戦略的イノベーション、先端的低炭素技術開発、戦略的基礎科

 決定:「一元化も含めシンプル化、予算は整理して縮減」


仕分けメンバーの内訳は、予算計上見送り3名;半減1名;3分の1
縮減1名;その他3名、予算要求通り5名


○事業番号3-21競争的資金(若手研究育成)
 振興調整費若手研究者養成;科研費若手S,A,B;特別研究員奨励費
 決定:「予算要求の縮減」


仕分けメンバーの内訳は、予算計上見送り1名;半減3名;3分の1
縮減3名;その他4名、予算要求通り2名


文部科学省側からこれらに決定的な反論ができるチャンスも用意もないようで
す。先端研究に「一元化も含めシンプル化」という制度の見直しが提言されて
いますが、これは科研費や科振費という制度全体(基盤研究ABCやCRESTやさき
がけも含めて)の見直しということです。


投稿の内容よりはむしろ件数が効くだろうと思います。

(中略)

下記もご参照下さい。


総合科学技術会議緊急提言
http://www8.cao.go.jp/cstp/output/20091119yushikisha.pdf


以上


私の投稿


科学研究費補助金

十分な補助金を存続させてほしい。

理系の研究も重要であるが、文科系の研究費は科研費の中で大きな比重をしめているとはいいがたい。文科系の研究費は、理系よりも額としては多くはないけれども、研究を行っていくために重要なものである。

即効性よりも時間をかけて成果は見えてくるものである。科学研究費補助金自体、文系・理系に限らず、基礎的な研究のためには必要なものと思います。

それゆえ、科学研究費補助金の十分な支給を継続する必要があります。




大学等の施設の整備

大学等の施設の整備に対して十分な予算を

地方の国立大学を訪れることがあります。そのたびに感じるのは廊下、階段の暗さです。夕方近くになると男性の私でも怖いと感じることがあります。これまで、犯罪が起こっていないのは不思議なくらいです。女性の大学生、院生にとって、また男性でも危険なのではないでしょうか。

電気代の節約ということゆえと推察しますが、安全のために必要な経費も節約していると思います。無駄遣いを推奨しませんが、基本的な運営費については、十分な手当が必要と考えます。








追記

http://www.mumumu.org/~viking/blog-wp/?p=3420
ニュージーランドのように大学改革を行ったらどうなるのか?