鳥取、定有堂書店訪問

鳥取大学に訪問する前に、駅から県庁に向かう商店街の途中にある定有堂書店さんを訪問しました。

店長奈良さんの話が非常に面白いものでした。奈良さんは、よくこんな人通りの少ない商店街で、濃い人文書を扱っていますね、と言われるらしい。そういうときに必ず話すは、次のことだという。


1 読書好きの人向けに濃い本で勝負する。読書離れの時代、本を読む人しか本を読まないので、本をよく読む人にターゲットを絞っている。

2 書店は、立地産業と考えるのではなく、立地を重要視しないカフェ的な存在。カフェなら人通りの少ない、場合によっては住宅街の中の一軒家であっても続けていけられる。好きだからやっているという強みがある。


立地を重要視しないカフェ的な存在、というのは耳を傾けるべき名言と思う。立地とは関係なく、お客さんに来ていただけると言うこと、自分が好きなものをちゃんと受け入れてもらえるように、うまく伝える必要もあるでしょう。でも、方向はカフェの方向だと思うのです。




鳥取大学まで行く汽車(鳥取では電車とはいわないらしい。実際、電車ではなくてディーゼル車)は、山陰本線と言いながら、線路は単線で、のりものは1輌で、「千と千尋の神隠し」の隣町に行く、水の上の線路を走る「海原電鉄」みたいです。