書籍と絵本のあいだ 文字組みアキ量設定研修会

書籍と絵本のあいだの本の作りたいと思っている。

どんなことかというと、論理と情緒とだいじにした本。NPOの会議の仕方のワークショップや考え方を揺り動かすような要素のある挿絵やイラストに重点を置いた見ることで感じるページと読むことで考えるページをうまくバランスした本が作りたい。

論理的も大事だし、感じることも大事だし、書いたり、声に出して読んだりという様々なアクティビティを大事にしたい。

論理的な組版も感覚的なレイアウトもそれをまぜこぜにもできるようなデザイナーさんを探したい。基本的な組版もできるべきだろう。空間的なセンスも大事。

ということで、文字組設定の社内の研修会を本日開く。



研修会自体を行う趣旨は、私の個人的な願いである書籍と絵本のあいだの本の場合じゃなくて、このことは基本だからである。文字組の基本を知っていると、効率的な実現方法を知ることができる。この基礎は、書籍のベースをなす書籍らしさを作り出す基本だ。土台となるこの部分がしっかりしていないといくらがんばっても、手間と時間を掛けてもちゃんとした本にならない。そういう点で、もっとも基本的で重要なことである。意外ときちんと分かっている人は多くない。基本ほど、難しいということがここでも言えるだろう。



参考

http://www.morisawa.co.jp/font/techo/mojigumi/index.html