加藤哲夫さんの還暦突入のお祝いの会

加藤哲夫さんの還暦突入のお祝いの会に、連休最後の日、スペインのワインで、スペインのペトリュスと言われるティント・ペスケラ・クリアンサTinto Pesquera Crianza 1996年ヴィンテージマグナムボトルを担いで仙台に行ってきました。

参議院議員岡崎トミ子さん、火星の庭という古本屋さん兼カフェをやっている前野さん、IIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の川北さんが加藤哲夫さんと話しをして、時代ごとの加藤哲夫さんを紹介しました。

http://blog.canpan.info/iihoe/



加藤哲夫さんの全体像は、とても掴めませんが、これまで話しの中でしか知らなかった人、本人と会えたのが、収穫でしょう。伝説の人、前野久美子さん。ぐりんぴいす時代は、本当に使えない人だったそう(某氏談)で、宅急便を2つ出したときは、出荷伝票を貼り間違え、調理師免許を持っていると言うことで食事を作ってもらうと野菜の値段シールを付けたまま、炒めるという、使えない方だったそうであるのが、今や、古書店業界の希望の星となったとは。本人は、「手紙を書くときに敬語とかくらいは哲夫さんに教えてもらいました」とのこと。そのくらいのことしか覚えていないらしい。あまり、過去を振り返らない性格の方のようです。しかし、太宰が好きと言うことで斜陽館に1年住み込みで働いたり、エネルギーと人に受け入れさせてしまう魔力の持ち主の方でしょう。

お子様もよく教育されていて、これは昨年の話しですが、火星の庭閉店時間を少し過ぎていったら、かわいい四歳くらいの娘さんに「本日の営業は終わりました」と言われました。しっかりしている!次の店主は、あなただと思うくらいでした。

http://www.kaseinoniwa.com/





加藤さんと川北さんとの話しで面白かったのは、行政の人との話しのなかであったと思いますが、アンインストールという言葉です。本当は、シンプルに考えると、複雑ではないのに、それまでにやってきた経験が、あってそれがあたらしい考え方をはばんでしまい、その先入観をとりのぞくことが、たいへんとのことです。経験は、重要なことで、尊重するべきものですが、あたらしものごとのすすめ方には、合わないことがあります。そういう場合、とりのぞく,つまり、アンインストールする必要があるということになります。

アンインストール。少し強い言葉ですが、そういうことが大事なこともあるでしょう。別の職業から、出版業に入るとしたら、前の業界でのやり方をアンインストールするしかないときがあるというのも事実でしょう。



ハンズオン!埼玉の吉田理映子さんからのプレゼント。『市民の日本語』のかぶりもの。

http://www.hands-on-s.org/blog/


むむむ、市民の日本語を再興するべき時がきたのかもしれません。加藤さんには市民のマネジメント、市民のビジネスというあと二冊の計三冊でお願いしていて、吉田さんには市民の広報だし、川北さんには市民の企画力だし、川中さんには市民の教育だし、田村さんには市民の外国語か、企画実現への道を探しましょう!