北海道 JACET ラーメン紀行

9月4日5日6日と北海学園大学で開催されたJACETに出店しました。



発表会場が6号館7号館と分けられていて、出店もそれぞれの建物に分けて配置されてしまいました。6号館は3階の1フロワーだけで研究発表、受付も含めて他の発表は7号館と言うことで4日5日は、ひつじ書房が出店していた6号館には、ほとんど人は来ませんでした。そのせいというわけではありませんが、くろしおのOさんは、土曜日に撤退。やはり同じ場所に売り場はあった方がよかったのではないでしょうか。日曜日は、ポスターセッションがそばでしたので、何とか人は来ました。3日目だともう撤退の準備に入ってしまいますので、気もそぞろ。狭くてもいいのでせめて1つの建物の中にして欲しかった。


とはいえ、私が感じたのは予備教育的な読み書き教育については、もう紙のテキストの時代ではなく、e-learningの時代ではないかということです。繰り返しの練習や自宅学習のような方法の場合、教室や自宅のパソコンを使ったe-learningの方が便利なように思います。紙の場合は、何か具体的な、書名のあるような本文を読むという場合ではないか。そうではないときついと思います。と考えると個別の出版社は、e-learningを提供する企業にコンテンツを提供するというビジネスになるのではないか。それに対応しているのは、北星堂さんくらいじゃないか。そう考えると出店料3万円はもう今の時代、高いんじゃないか。先生方が、紙の教科書をつかわないようになっているのなら、出店しても採算があわないでしょう。紙の英語教科書とすれば、外国勢の方が、コンテンツがしっかりしているし、日本の英語教育の出版社の商売はなかなかキツイように思えます。そうでないことを祈りたいのですが。3万円は大学の英語テキストの商売がもう少し景気がよかった時代の価格設定ではないか。


ひつじ書房は、書籍が優位な部分を生かしていくことにします。英文に慣れるためのような教科書は出しません。また、e-learningとの連携が必要な課題には、提携企業を探して取り組むという方法の方がよいのではないか。JACETは、ひつじ書房にとっては、全く商売にならない学会ですが、そういう流れを知ることが出来るという点では、有益な出張でした。でも、宿泊交通費代はでました(日当は含まない)ので、みな様ありがとうございます。京大の田地野先生たちの英文アカデミックライティングのテキストブックを来春刊行します。乞うご期待です。


おかげさまでラーメン屋に訪問できました。以下の「もぐら」、「信月」に加えて、「すみれすすき野店」にも、行きました。それぞれおいしかったと思います。いつもの発言になりますが、食べログの評価は、どうにかならないものでしょうか。「旅行に行って、期待して行ってはずれだった」という書き込みがやたらに多い。地元の人はおいしいところは特にわざわざ褒めないし、不味くてもわざわざけなさないのですが、旅行客の書き込みはどうにも、困りものです。これもネットの特性でしょう。