朝日新聞読書面にはじめて広告を出す

ひつじ書房が、朝日新聞読書面にはじめて広告を出しました。



ひつじ書房はじまって以来のことです。これまで、新聞広告は出したことがあります。いちばん、はじめての時は中日新聞だったと思います。1990年代中旬、そのころは泊まり込みで仕事をしていたんですが、朝の7時に、中日新聞の広告を見たという電話がありました。誰からだと思いますでしょうか?

西日本新聞の広告代理店からだったのです。

読者ではなくて、新聞広告の同業者からの電話、それも朝の7時。その時はよく分からず、西日本新聞に広告を出したような気がします。その中日新聞の広告はたぶん、日本で一番初めての新聞広告だったと思います。何が最初かというとURLを掲載したことです。これはひつじが一番初めてだったのではないでしょうか。そのころ、HPを持っている出版社は他にはほとんどありませんでしたから。

今回の朝日の読書面の広告を出すのにもいろいろと曲折があります。読書人に2年間広告を出してきたのですが、その間、一度も書評が載りませんでした。むしろ、全国紙の方が書評や紹介が載ったくらいです。それで、専門紙の持つ、先見性、専門性、投機する気持ちがあるのだろうか。年間の広告代もかなりな額でした。誤解されないようにいいますと、広告を出すのと書評を書いてもらうのは決して連動しているものではないと理解しています。しかし、一般紙よりも先見性がない「専門紙」にお金を払い続ける必要を感じることができませんでした。

そちらに広告を出すのをやめたら、朝日の読書面に年に1回くらい広告を打つことができることになります。多言語・多文化ジャンルのものが、今年の春に出そろうのでそこでまとめて広告を打とうと思っていました。やっと『日系・沖縄系ブラジル移民』の本がでまして、一通りそろいましたので、この時期に広告を打ちました。どうなのでしょうか。日曜日の読書面というのは、どのくらいの人が見ているものでしょう。朝日の読書面はどのくらい見られているのか。何らかの反応はあるのでしょうか。こ