お客さんが店を守る

私が、愛読しているブログに「ちび子の旨いものパラダイス - 楽天ブログ(Blog)」というのがあります。

http://plaza.rakuten.co.jp/chibiko113/

そのブログで昨日、あるお店の閉店について書かれていて、そのブログのコメントの中にお店を持続させるのはお客だというコメントがありました。

http://plaza.rakuten.co.jp/chibiko113/diary/200903300000/
ラッフルズ閉店に思う (12)

「お客さんが店を守る」、まさにその通りだと思うのですが、どうかかわっていったらいいんでしょう。美味しくて繁盛しているのであれば、ただ、美味しく食べていればいいのだと思いますが、少しひまそうなので、入りやすいという店もあります。美味しくていつも入りたいときに入れる店を知っているというのは便利だし、予約しないで入れるのはうれしいものです。

でも、それはおいしさの割に客の入りが悪いと言うことになるわけです。

以前、ある店がとても美味しいのですが、気になっていることがありました。揚げ物なのですが、どの季節に行っても出すものが基本的に同じであったことと、揚げのころもが少ししつこいと思っていました。今時の女性は、避けるのではないかと思いました。

その店は、閉店してしまうのですが、途中、気がついていることを言ってあげた方がよかったのでしょうか。お孫さんもいるような年配の料理人に、何かを直接言うことは難しいことです。

しかし、今思うと直接的ではないレトリックというのもあったのかもしれないですね。

日本語教育の教材で、タスク中心の教科書の場合、財布を忘れてレジで気がついた場合にどういう風に話すかという課があったりしますが、「年配の料理人に、コメントを伝える」という「ロールプレイ」があったとしたら、それはかなり高度な言語表現力と人間的な力が必要でしょう。

難しい。

そういうことがある、挑戦してみてもよいかもしれないということ自体に気がつくのに、1軒の店が閉店して初めて気がつくわけなんで、本当に情けないですね。修業が足りませぬ。

ひつじ書房についても、どうか、忌憚のない、ご助言を賜ることができればと思っています。どうかどうか、お願いします。