火星の井戸掘りのメンテナンス
ひつじ書房では、火星の井戸掘りという名前の、学術的情報の検索およびキーサイトの紹介のページがありこれは、1998年から、やっております。
http://fleamarket.shohyo.co.jp/mars/
正式公開前には、ACADEMIC RESOURCE GUIDEを開始する前の岡本真氏も手伝っていました。本人はこのことをなぜか、隠していますけれども。事実なので別に隠す必要もないでしょう。ファイルメーカー時代の検索はかなりのところまで、彼がやってくれていたんですから。
http://www.hituzi.co.jp/hituzi/9807ns.html#part5
1998年というのは、10年前なんです。google以前の時代では、検索は大きな山の中の鉱脈探しという様相を呈していました。
ひたすら、地面を掘り返していく作業。その中で鉱脈を見つけることができるとそれをたどって、掘り出し物を見つけることができる、そういう時代。
その後、googleが誕生し、探しているものは探し出せるという雰囲気の時代が来ました。
しかし、一方、再び、googleでも重要な情報がかなり階層が深いところに入ってしまうという時代になってしまいました。と同時に、googleで見つけられるものだけで、ひとまず満足してしまうという雰囲気もあり、情報というものをかつてと同じ様相になってきました。
つまり、見つけられるものは見つけられるが見つけられないものは見つけられないという時代。ネット以前と同じ構造になってきたように思います。
これはある意味面白いことで、出版社というものも、オールドメディアかもしれないわけですが、存在の意味があるということになります。つまり、書き手がネットで発信し、それが読者にそのまま届くのであれば、出版社、編集者は不要であるわけですが、やはりわざわざ、人と人、書き手と読者を繋ぐことをしている、出版社・編集者という存在は必要であると言うことになるからです。
その火星の井戸掘りは、ファイルメーカーで運営していた時代から、慶應義塾大学のコンピュータルームのメンテナンスをしていた学生さん(出版に興味があるのだが、今の時代、情報をやりとりするインフラに関わりたいと言うことで、某大手ソフト会社に就職ののち、転職されて、某出版とITを繋ぐ会社に移られた。お元気ですか?お会いしたいです。)にpostgressを導入してもらい、彼女がソフト会社に就職して、その後はJCAFE(日本の市民活動のIT化の草分け。投げ銭の提唱が縁になって参加した)の理事をしている時に知り合った山崎さんにメンテナンスをお願いしていましたが、このところ連絡が取れなくなっていたところ、連絡が回復して、ハイテクヤの山崎さんにメンテナンスを再開してもらえることになりました。
HPを見ると私はまだ理事なのだろうか?たぶん、情報が古いのだろう。