新文化の対談 文化という甘えない発想ということについて

新文化という出版業界紙の1面の対談で、石塚昭氏と永江朗氏が対談していて、見出しに「"文化"という甘えた発想はダメ」といっている。では、非文化であれば、甘えていない発想なのだろうか。ベストセラーが売れることを祈れば、現実的な発想なのだろうかと考えるとたんに儲かればいいねということ以上のことではないだろう。

文化という甘えない発想のもとでのビジネスが課題なのであって、「"文化"という甘えた発想はダメ」というような発想はどうなのだろう。ビジネスと文化というものを対立させて考える発想はつまらない。

もちろん、文化とはなにかというかなりたいへんなことを実践的に考え続けていくしかないわけで、本が好きですくらいの甘えた気持ちはダメであると急いで付け加えなければならないことは言うまでもない。