生成文法の用語は難しい

神田外大で、開かれたシンポに参加。2月のこの時期であるので非常に盛況だったと言っていいだろう。

私は、土曜日の午後だけの参加であったが、発表内容はとても充実していたように感じた。発表者とフロアーとのやりとりもよかったのではないだろうか。

素人的編集者としては、正直言って生成文法の用語がやはりわかりにくかった。これについては、ひとつは私もきちんと根をつめて勉強しないといけないだろうなーということと、生成文法の独自のものの見方もあって、その独自な視点について教えてほしいと思う。

だいたい、多くの研究はその研究の前提についてはあまり語ってくれないものである。前提となる言語観については、たくさん読んでなるほどこの研究はこういう視点を前提として居るんだナーとわかると言うことになる。

そこまでわかるとかなりわかるようになるわけだが、そこまでたどり着くのはたいへんだ。時間と労力がかかる。そういうのをきちんと知るのが研究者であるわけだが、もう少し間をつなぐようなインターフェースがあってほしい。

そういうことをするのが編集者であるのだが…。そういうインターフェースを作ることができれば、いろいろな学派を越えて、何かのテーマについて議論できるわけだ。たとえば、「単語の誕生」とか「文を自由に作り出せるのはどうしてなのか」であるとか…。

道は遠いが、歩いていかなければ…