電子書籍の1つのパイオニア フィクションの機構の電子化1997

1994年の『フィクションの機構』を刊行した際に、電子版をコモングラウンドで作った。コモングラウンドは、アクロバットディスティラーのようなもので、ビットマップベースの画像ファイルだった。

しかし、その当時、あまりそういうことがなかったので、日経産業新聞で取材して下さり、記事になりました。ひつじ書房が記事になったはじめてのことではないでしょうか。



アマゾンに出しているのは、電子版ではありません。

フィクションの機構


ひつじ書房では、日本語学の優れた論文の英語訳を企画しておりまして、アメリカで物理的な書籍の販売ができなければ、それこそ、Kindle版でもApple Tablet版も出します。

電子出版に否定的に思われていてもいやなので注釈を付けます。ひつじ書房は、青空文庫のもっとも最初のバナー広告出稿社で今でも広告をだしていますし、ボイジャーのT-Timeの書店の流通を行ったこともありますし、電子版『オキナワなんでも辞典』のT-Time、CD版はひつじ書房の取次口座で流通しましたし、投げ銭システムの提唱者でもあります。

歴史語りになってしまいますが。