「学」と社会をつなぐ科研費出版助成


MSN産経ニュースによると


科研費を不正使用した東大教授を処分 出勤停止10日
2009.9.30 12:30
 東大大学院薬学系研究科の40代の教授が科学研究費補助金科研費)を不正使用した問題で、東大は30日、この教授を出勤停止10日間の懲戒処分にしたと発表した。
 東大によると、教授は平成18年度にフラスコなど約650万円を購入したとする架空の伝票を作成し、科研費で認められていない実験台などを購入した。
 ほかにも大学院医学系研究科と農学生命科学研究科の教授が同様に不正使用していたことが判明しており、調査が終わり次第、処分する。

とのことで、この記事が本当に正しいのかどうかは分からないが、この記事がただしいとすると科研費の不正な利用があとをたたないようだ。文系の研究では不正利用ということは聞いたことはないと思うが理系の研究の場合、ケースが多いせいだろうか、多いような気がする。思い込みだろうか。

そういう不正な利用によって、必要以上に事務が煩雑にならないことを願う。数年前、不正使用をなくすためということで、非常勤の研究者の科研の出版助成の際にも、非常勤先の大学の事務を通すことになって、無意味に煩雑になったことがあった。そのやり方は、その後、やめになった。

『大学出版』の「「学」と社会をつなぐ科研費出版助成」に拙文を載せました。