立石で降りる 宇ち多”(うちだ)

立石の宇ち多”に行きたいと前から思っていて、ようやく念願が叶った。

ひつじ書房の倉庫が浅草にありまして、そこの倉庫に返品を運んで、仕分けし、印刷所から、新刊の残りを受け入れる作業をしてから、移動しました。私ともう二人は、あとから立石駅で合流。

小さい店なのに、8人で押しかけてスミマセンでした。それでも、うまくさばいてくれて、一緒に入ることができました。もつ、おいしかった。メニューもない店だったので、次の機会には下記のHPなどで予習して、今回食べなかったものを注文しよう。

おす焼きというのが気になった。酢なのか?素なのか?

本当は、近くに住んでいるか、近くに勤めていて、平日ふらっと入れると幸せなのだ。平日半ドンで切り上げて、また行こう。

何でしょうね。今風では全くないのだけれど、時代を超越しているという点では非常にモダンである。このほっとする感は何なのだろう。長い時間ねばる場所ではないし、結構窮屈だし、注文の取り方もやさしくはない。そこで話されていることばに習熟しないといけない。注文の仕方すらわからないんだものなあ、ネゴシエーションが難しい。それでも、昼から夕方早めから飲みに来ている人がいる。何を求めているのだろう。


SB印刷のIさんとひつじのMK。


どういうところかということは、詳しい人のページで見てもらった方がいいだろう。

http://curtain.sakura.ne.jp/uchida/index.html






小さい店の生き残りあるはどうやったら繁盛するのかということで、思うのは今月の『商業界』が新宿東口のベルクを取り上げて、編集長が言っているように、好きなことを徹底的にやっているということだろう。もつ煮込みを出して、お客が喜ぶということをたんたんと丁寧に続けていること、そのことが好きだということ。好きだということは、どういうことか、そのことを起きている間中、寝ている間も、ずっと考え続けられるかということに尽きる。

であるがゆえに、ベルク副店長の迫川尚子さんが『新宿駅最後の小さなお店ベルク』の中で言っているように、わざわざ、店のことを一切考えない時間を作る必要もあるということだ。面白いね。