都立多摩図書館の廃棄(未定稿)

ポット出版のページの情報が正確ではないようなので、特定非営利活動法人共同保存図書館・多摩(http://www.tamadepo.org/)の公式的な見解の公表を待ちます。




公開されました。(11.4日現在)
http://www.tamadepo.org/katudou.html


私たちは10月9日付で都立中央図書館長から市町村立図書館長に宛てられた文書において、都立多摩図書館が所蔵していた地域資料約9万点が処分されようとしていることを知りました。このことについて、私たちは大きな衝撃を受けるとともに危機感を感じています。


以下の要望を松本功(東京都民 武蔵野市出身)は、支持します。



(1) 地域資料という希少性が高く、地域を考える上で重要な資料を性急に処分しないこと。
(2) 今回の処分を撤回し、対象となっている地域資料を一括して都立多摩図書館等に戻し、その収集、整理を継続しながら、都民が多摩地域で利用できるようにすること。
(3)「『都立図書館改革の具体的方策』における相互貸借の促進と協力貸出の見直しについて(第二次まとめ)」で都立図書館自身が述べているように、都内公共図書館が、共同保存システムを含めた資料保存に対する方針を共に検討し、先人が残してくれた知的財産をだれもが、将来にわたって利用できるような仕組みづくりに速やかに着手すること。




文学者、石原都政が文化の破壊をする。都立多摩図書館の廃棄

ポット出版の日誌にリンクします。

http://www.pot.co.jp/asayake/20091017_221422493914656.html


こちらもご覧下さい。

http://www.pot.co.jp/asayake/20091021_000130493914702.html




私は、金水先生のページを見てはじめて気が付いた。

なんと知ることの遅いことだろう、私は。23日までに本を取りに来なければ、残った書籍は捨ててしまうということ。すでにその日は過ぎている。(来年の1月まで延期されたとのこと)

国立国語研究所の際もそうだが、重要な決定が、突然降ってくるように、公開の議論がなされる時間もなく、異論を述べる時間もなく、決められてしまう。

あらかじめ、文化政策・学術政策について、議論する、公開する、相談する場所を設け、そこでの議論を経なければ、重要な決定はなされないとするべきではないか。

それが、学術会議?

学術政策・文化政策ウオッチが必要に違いない。


実物の書籍がきちんと存在することが、後年、調べるときに重要なのに!今、気が付いていないことも現物を見ることで後年、気が付いたり、発見したりすることができる。そのような可能性を奪ってしまうこと、それは現在に生きる私たちの傲慢だ。

国会図書館の資料、デジタル化についても同じような危惧を感じる。

デジタル化されていれば、地方の図書館は端末だけあればいい、ということを招いてしまう危険性があるのではないか?

端末は、物質としての書籍の全てを代替はできはしない。後世に禍根を残さないように気を付けないと。