活版的視点で再発見、日本語のシンタックスと意味

活版的視点で再発見、日本語のシンタックスと意味。

ご近所にお住まいの活字印刷のミューズに来ていただきました。

ひつじの今の本を見ていただいて、いくつもことばをいただきました。話しをしている間に、私は、ひつじ書房言語学の本の組版が、寺村秀夫先生の『日本語のシンタックスと意味 I』(くろしお出版)を目標にしていたことを思い出した。これは、彼女と話していて思い出したことでだいぶ長い期間忘れていた。そのことに驚きました。


『日本語のシンタックスと意味 I』は、ひつじの言語編に比べて、本文用紙の色がやさしい。一行の文字数が多い。ひつじが34文字に対して35文字。例文の数字が、太めで見つけやすい。などなど。


初心に返って、見直してみよう。振り返り、まさにリフレクティブ。

現在の組版の設定が、比較的均一で労力なくエディットできるように、比較的初心者でもきちんときれいに組めるように、忙しくてもあまり悩まないで組めるようにという意図が背景にあるなあと思い返しました。20周年の後、フォーマットを変えることになるかも知れない。