2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

紺屋の白袴の門前の小僧習わぬ経を読み

自戒を込めて。学術書の編集者は、「紺屋の白袴の門前の小僧」である。頼りになりませんね。でも、紺屋さんの仕事も評価しているし、白袴の時もあるという方々の門前の小僧なのである。(自壊じゃあないですね。誤変換に注意)習ってもいないのに、お経をよ…

再販制度について再定義する

以前にも再販制度について、このブログで書いたことがあると思うのですが、googleでこのブログ内で再版で検索して見つかりませんでした。自分の記憶が?。もともと、記憶力は悪くて、勘違いは多かったのでそれが向上したということでしょうか。探して見つか…

オタク的モチベーションで社長はなりたつか

私は社長である。社員もいる。私と専務以外で6名である。6名は社員だ。社員はみな若い。社員の平均年齢は26歳である。そんな若者たちがひつじ書房という会社を支え、回し、動かしている。会社というのは何で動くのだろう。会社はあるミッション(目的)があ…

書籍流通に根本的な変化をもたらす可能性?

うーん。私がひねくれているのかも知れないが、事前情報があれば、返品は減るのか?非常に甘い。この時代にこういうことを言っているのは20年遅れているのではないだろうか。このコピーは、大丈夫か、出版学会。 ひつじ書房は、出版業界で一般的に言われてい…

ギデンズは、26年前学術出版社を作っている

民主党過半数割れに思うこと。 民主党の提案している<新しい公共>の元になっている「第三の道」を提唱したアンソニー・ギデンズは、今から26年前、1984年にPolityという社会科学系の学術出版社を作っているんですね。 みんなの党躍進といいますが、小泉政…

季節の変わり目

土用というのは夏の意味ではなくて、季節の変わり目という意味だったんですね。wikipedia「五行思想」から土(土行) 植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。

「書店は必要悪か」と問いかける

福嶋聡さんの「書店は必要悪か」と問いかける文章が面白い。ジュンク堂書店公式サイト WEBほんのしるべ ジュンク堂書店難波店店長の福嶋聡による寄稿 書店の役割・紙の本がもつ「いのち」http://www.junkudo.co.jp/hon_inochi.htmlしかも、『フリー』に対…

国文学研究が売れず、まだ国史研究が売れるのはなぜか?

国文学研究が売れず、まだ国史研究が売れるのはなぜか?国文学研究は日本文学研究と呼んでもいいし、国史研究は日本史研究と呼んでもいい。かつて、それこそ元禄時代の学術出版が勃興した時、古典文学の注釈書的な書籍の出版は大きく花開いた。国文学研究は…

須原屋市兵衛

【記憶のため】『江戸の本屋さん』(今田洋三 平凡社ライブラリー)を読んだ。 http://www.amazon.co.jp/dp/4582766854/杉田玄白の『解体新書』を出版し、建部清庵の『民間備荒録』を出版した須原屋市兵衛という出版人に注目したい。江戸浅草善龍寺が菩提寺…