2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
【執筆途中】 岩波ジュニア新書『カラー版 本ができるまで』という本があって、ジュニアなので高校生や大学生を対象としているものだ。この本の特徴は、本がどういうプロセスを経て、本になっていくかという工程について書かれていることと、本という仕組み…
こちとらな、堅気の職人だい、口きくのめんどくさいわい。てめえの、な、むねと相談して出て行け。変なことぐずぐずいうことはねえや。はやいはなしがいいや、あのつつみとそうだんして、あのふるつつみとそうだんして。編集者というと説明したり、いろいろ…
発音記号フォントでお世話になっているSILのHPに行ってみたところ、 SIL joins celebration of International Mother Language Dayと書いてあった。母の日というものがあることは知っていたが、母語の日というのがあるとはついぞ知らなかった。世の中には知…
T出版のTさんにお目にかかって、話しをした。その中で日本の出版の歴史における紙型の話しになった。紙型、というものをご存じの方はいらっしゃるだろうか。出版業界にいる人でも、今や、ほとんどの人が知らないという時代になった。紙型というものは、活版…
円丈の新作落語を支えた小ゑん師匠の落語を聞きに行った。ネットで調べてみたら、秋葉原をネタにした「あきばぞめき」を聞きに行った。実物を見る前に小ゑん師匠の落語を聞こうとCDを買った。その落語の中で、フィ(円丈作)が、面白い。久しぶりに会った先…
人文学及び社会科学の振興について(報告) われわれ、ひつじ書房は、言語学の出版社ですが、個々の学術出版社に留まらず、今回の報告は、学術出版に関わるものにとってとても重要なものだと思います。文部科学省の設置した審議会である「科学技術・学術審議…
柳家小三治師匠の『落語家論』は、2001年にでた本で、今は筑摩文庫に入っている。もともとは後輩の落語家に対するエールとして書かれたものという。最初の部の扉に「紅顔の落語家諸君!」とある。かなりつよい口調で後輩たちを叱咤、激励している。落語家論…
ソーシャルデザインということば、昔はいい語感だなと思っていた。社会をデザインし直す、というのは、今の社会が問題があるのなら、社会を良くするということであるし、社会改革というのはよいことだと。昔と言っても2年前くらいだ。ちょっとやだなと思い…
出版業が、昨年末に不況業種に認定された。新聞で読んだ記憶では、ほとんどの業種が不況業種に認定されているのだが、出版業界からの要望がなかったから、これまで認定されていなかったと書いてあったような気がする。自分たちがいつも不況なので、わざわざ…
『日本食材百科事典』を読んでいる。こういうことを書くと恥ずかしいのだが、私の妻は魚通である。基本的にそばに通がいる場合は、その人に任せてしまうというのが、楽な道だ。ということで、魚は妻に任せていた。それに私は自分が凝らないと固有名詞をめっ…
日本語表現法であるとか口頭表現法であるとかプレゼンテーションの仕方というようなスキル系の授業・研修だと明確・明晰・理路整然ということを求めると思う。ビジネス系の研修もそうだろうし、大学の授業などもそうなんじゃないだろうか。でも、そうすると…